題のない本 の商品レビュー
固定カメラの視点で描かれるゴーリー的鳥獣戯画、みたいな本。文章は造語……というか擬音か。とてもとても楽しかった。ふー。 訳者は柴田元幸さんだけど、いつもの解説はない。
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この日本語訳、楽そうだなって思ってしまったけど、ここに至るまでの沈思黙考があるんでしょうね、きっと。どう読むと語感が良いか、平仮名かカタカナか、あとは…。それはさておき、何だか気持ち悪いものが集まってきて、首だけのお化け来襲をきっかけに、また帰っていくという、ただそれだけの物語。...
この日本語訳、楽そうだなって思ってしまったけど、ここに至るまでの沈思黙考があるんでしょうね、きっと。どう読むと語感が良いか、平仮名かカタカナか、あとは…。それはさておき、何だか気持ち悪いものが集まってきて、首だけのお化け来襲をきっかけに、また帰っていくという、ただそれだけの物語。でも何だか惹かれます。
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谷川俊太郎的な変な擬音とか、 楽しげに踊るモノノケとか、 私好きだなあこの話。 柴田さんの面白解説がないのが残念。
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初ゴーリー。 面白かった。 家のまどから庭を見てる子供 庭に次々と集まる妖怪のようなクリーチャー達。 蟻 玉ねぎ頭 蝙蝠 カエル イヌ 皆が集まって輪になって踊る。 突然黒い流れ星のような顔が飛んできて、みなもとの場所に帰る。 微笑ましい。 そして、何度でも最初に戻...
初ゴーリー。 面白かった。 家のまどから庭を見てる子供 庭に次々と集まる妖怪のようなクリーチャー達。 蟻 玉ねぎ頭 蝙蝠 カエル イヌ 皆が集まって輪になって踊る。 突然黒い流れ星のような顔が飛んできて、みなもとの場所に帰る。 微笑ましい。 そして、何度でも最初に戻ってみかえして、面白い。 味が長続きするガムのような。 スルメのような。 インパクトのあるものは、ショッキングじゃなくても作り出せる。 という事を証明する作品。
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月イチ絵本。 ゴーリーである。 今回は人が死なないゴーリーである。 しかし今まで読んだ中でも飛び抜けてワケがわからないゴーリーである。 でもいいの。 それがゴーリー。 なんだかワケのわからない生き物たちが集まってきて楽しそう。 楽しくなさそうな顔で楽しそう。 そして突如現れるアレは何? 見たら死んじゃう的な霊か何か? そして各々解散。 うーむ。 ワケがわからなくて楽しい。 この感じどこかで見たような気がするけどなんだっけ?鳥獣戯画? ひっぷ ほっぷ ふ~。
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◆蒼ゴーリー、よいです♡ ときめきました。勿論、これは音読用の本です。呪文のような不可解な言葉を魔女気分で唱えましょう。ハロウィンで活躍しそうな小さな生き物たちが現れ、輪になって踊りだします。親指のような隕石のような奇怪なものが落下して生き物は退散、あたりはまた静まりかえる・・・...
◆蒼ゴーリー、よいです♡ ときめきました。勿論、これは音読用の本です。呪文のような不可解な言葉を魔女気分で唱えましょう。ハロウィンで活躍しそうな小さな生き物たちが現れ、輪になって踊りだします。親指のような隕石のような奇怪なものが落下して生き物は退散、あたりはまた静まりかえる・・・ふー。◆いつも楽しみにしている柴田元幸さんの解説がない!タイトルもない(笑) 完全に読者に放り出されたゴーリーの世界。◆見返しの紹介文「固定カメラでとらえた画面の中で繰り広げられる激しくシュールな世界」・・・うまくまとめるなぁ!【2013/05/31】
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固定カメラでとらえた画面の中で繰り広げられる、激しくシュールな世界 ・・・なのです、まさに。 詞遊びが、っていうか、独特のリズムで韻を踏む人だ。 中毒性がる。 それは線画にも言えることだろうけれど。 はじめて読んだときは淡々とした印象だったのに、 読み返すたびに怖さがより強く...
固定カメラでとらえた画面の中で繰り広げられる、激しくシュールな世界 ・・・なのです、まさに。 詞遊びが、っていうか、独特のリズムで韻を踏む人だ。 中毒性がる。 それは線画にも言えることだろうけれど。 はじめて読んだときは淡々とした印象だったのに、 読み返すたびに怖さがより強く。 パラパラ漫画のように見えるけれど・・・こわっ。
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愛すべき奇妙な生物たち。 不思議の塊。 こんなにも読後の感想を読者に任せてくれる絵本は見たことない。 なにこれ・・・、とただ絵本を閉じられない。 感じたくなくても、感じれて。 そして何かがわかる、気がする。 何度も見、何度もそれを言葉にできるくらいに感じ取りたい。 またも白い紙切れ。 あれはいったい何を表しているんだろう。
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絵と、意味を成さない音の連なりで表現する。限定された表現だからこそ想像の自由があり、読む人それぞれの世界が提供される。
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