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2009/10/04

イラクで拘束されたカメラマン。彼は様々なところで写真を撮っていた。自己責任が問われるようになったイラクでの人質事件。彼のような旅人やジャーナリストに対するバッシングも強くなった。彼自身『撮る側』から『撮られる側』になったことで、写真の暴力を感じ、写真が変わっていった。  写真を...

イラクで拘束されたカメラマン。彼は様々なところで写真を撮っていた。自己責任が問われるようになったイラクでの人質事件。彼のような旅人やジャーナリストに対するバッシングも強くなった。彼自身『撮る側』から『撮られる側』になったことで、写真の暴力を感じ、写真が変わっていった。  写真を撮る人は、様々な問題にぶつかり、何故撮るのか、何を表現したいのか、何を求めたいのかという哲学をもつと思う。私にはまだそれは足りないが、撮り続けることで自分自身や人生に問いたいことが見えてくるのだと思う。  普通の日本人がある日ブラウン管を通して見たイスラエル兵に投石するパレスチナ少年を見たとき、全てを投げ出してイスラエルに行ってみたいと思う。  バッシングする人にとってみては確かに危険を顧みない無知な若者。私には『じゃあ見てみよう』と思うことがすごい行動力だと思うのだ。彼のような旅人、ジャーナリストには常に危険がつきものではあるのだ。

Posted byブクログ