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クリスマス・プディングの冒険 の商品レビュー

3.5

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

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アガサクリスティの短…

アガサクリスティの短編集。やはり本場のクリスマスは違うなあと感じた表題作が良かった。

文庫OFF

ポアロ・ミス・マープ…

ポアロ・ミス・マープルの短編集です。この本に収録されている「クリスマス・プディングの冒険」「スペイン櫃の秘密」は「マン島の黄金」という本のなかに前衛となる作品が収録されているのでそちらを読んでからこの作品を読むのも面白いと思います。短編集らしく、ユーモアもあって初めての人にも読み...

ポアロ・ミス・マープルの短編集です。この本に収録されている「クリスマス・プディングの冒険」「スペイン櫃の秘密」は「マン島の黄金」という本のなかに前衛となる作品が収録されているのでそちらを読んでからこの作品を読むのも面白いと思います。短編集らしく、ユーモアもあって初めての人にも読みやすいです。

文庫OFF

2024/12/27

一冊でポアロとミス・マープルの話が読めて嬉しい短篇集。 作者が“クリスマスのご馳走の本”と称するだけあって、満足度もかなり高い。 相変わらず面白いなあ。 ホント読むだけで楽しい気分になる。 どの話も良いけど、『スペイン櫃の秘密』では予想外の方向に話が転がっていくので思わず唸ってし...

一冊でポアロとミス・マープルの話が読めて嬉しい短篇集。 作者が“クリスマスのご馳走の本”と称するだけあって、満足度もかなり高い。 相変わらず面白いなあ。 ホント読むだけで楽しい気分になる。 どの話も良いけど、『スペイン櫃の秘密』では予想外の方向に話が転がっていくので思わず唸ってしまう。 ポアロの脳内の犯人像と目の前の人物がピタッと重なった瞬間が、最高に面白いんよね。

Posted byブクログ

2024/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

英国の楽しいクリスマスをポアロとご一緒に。 ポアロがいくつかとミス・マープルがひとつの短編集。クリスマスのご馳走になぞらえて「はじめに」で紹介されているようにどれも素敵なご馳走。 特に「クリスマス・プディングの冒険」は、イギリスの古風なクリスマスは楽しいと思わせる作品。そこに宝石を巡る謎と偽装の殺人事件。クリスマス・プディングに銀貨や色々なものが埋め込まれているというのは、ミステリにぴったりだ。

Posted byブクログ

2024/12/08

【ポアロ・マープル短編】 久しぶりのクリスティー。 Audibleに未読のクリスティーが追加されていて大興奮! クリスティーの短編は苦手で全く手を付けていなかったので、Audibleで聴けるのはありがたい。 「クリスマスにはクリスティーを」ということで、12月にピッタリのこの作...

【ポアロ・マープル短編】 久しぶりのクリスティー。 Audibleに未読のクリスティーが追加されていて大興奮! クリスティーの短編は苦手で全く手を付けていなかったので、Audibleで聴けるのはありがたい。 「クリスマスにはクリスティーを」ということで、12月にピッタリのこの作品。 〈はじめに〉で語っている、クリスティーの子供時代のクリスマスの様子がとても素敵で幸せそう。聴いていてこちらまでほっこりした気分になった。 「読者の皆様に。クリスマスおめでとう!」というクリスティーからのメッセージが嬉しかった(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡ 『グリーンショウ氏の阿房宮』は、お久しぶりのマープル!この短編集はポアロとマープルの2つが楽しめる。 ポアロにもタイトルがほぼ同じの『グリーンショアの阿房宮』があるので、何か繋がっているのかと期待したけど、全く別の違うストーリーだった。 1話ずつが少し長めの短編で、人間関係の描写が丁寧に描かれているので短編でも初めて楽しめた♪

Posted byブクログ

2024/04/29

『クリスマス・プティングの冒険』 『スペイン櫃の秘密』 『負け犬』 『二十四羽の黒つぐみ』 『夢』 『グリーンショウ氏の安房宮』 上記6作が収録された短編集。 同じ時間に銃で自分を撃つ夢を連日見ると言う人が、後日その通りになってしまう『夢』が摩訶不思議な雰囲気が漂っていて好き

Posted byブクログ

2024/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クリスマスにクリスティを!ということで読んだ。 表題作は古き良きイギリスのクリスマスを描いているそう。クリスマス・プディングを食べてみたい!作中で「エックス脚」という言葉が出てきたのが意外で驚いた。 全体的に面白い短編集だったが、一つだけマープル。似たタイトルの作品がポアロにもあったような。 あと、有能な秘書のミス・レモンが面白かった。 解説が川原泉でびっくり!

Posted byブクログ

2023/12/07

クリスマスっぽいイメージで クリスティ自身が編んだ短編集。 クリスマスにはクリスティを! タイトルになっている物語は ポアロさんが「イギリスらしい」 クリスマスを過ごすために招待される という前触れがあるので 読んでいるこちらも一緒に伝統の祭日を 味わうことが出来ました。 あ...

クリスマスっぽいイメージで クリスティ自身が編んだ短編集。 クリスマスにはクリスティを! タイトルになっている物語は ポアロさんが「イギリスらしい」 クリスマスを過ごすために招待される という前触れがあるので 読んでいるこちらも一緒に伝統の祭日を 味わうことが出来ました。 あと『スペイン櫃の秘密』で 優秀だけどクールなミス・レモンが 推理話にのってこないもんだから ヘイスティングスを懐かしがる ポアロさんがちょっと笑えます( ^∀^)

Posted byブクログ

2023/09/02

 クリスマスプディングの冒険  クリスティの短編集。冒頭挨拶でクリスティがクリスマスについて述べているが、やはりイギリスのクリスマスは特別な様だ。クリスティがこの作品集を読者へのクリスマスプレゼントとして発表してくれた事に感謝を持ちながらも、8月末という全くの季節外れに目を通して...

 クリスマスプディングの冒険  クリスティの短編集。冒頭挨拶でクリスティがクリスマスについて述べているが、やはりイギリスのクリスマスは特別な様だ。クリスティがこの作品集を読者へのクリスマスプレゼントとして発表してくれた事に感謝を持ちながらも、8月末という全くの季節外れに目を通している罪悪感を踏まえて(全く風流でないなあ)感想を書く。 クリスマスプディングの冒険 表題作。探偵役はポアロ。とある皇太子が若さ故に犯したトラブル。家系に伝わるルビーの盗難事件。持ち出した謎の女。とある一族の屋敷で昔から行われているイギリスの古き良きクリスマスパーティに彼女達も参加すると聴き、乗り気では無いながら渋々了承し、ポアロも潜入捜査、一族と共にクリスマスパーティに参加する。  イギリスのプディングの風習なども面白いし、探偵ポアロにイタズラを考える少年達や、その目論見を理解しながら反対に少年達を驚かす仕掛けをするポアロ。更にそこにルビーを取り返す段取りも盛り込んでおり、最後は見事な結末に至る。  短編長編問わず完成度は抜群に感じたし雰囲気もトリックもいい。ポアロの活躍に最後までほっこりとする様なクリスマスプレゼントには間違いない傑作だ。 スペイン櫃の秘密 探偵役はポアロ。櫃のなかで見つかった刺殺体。逮捕されたのは友人のリッチ少佐。殺害されたクレイトン夫人との関係を疑われている人物。 クレイトン夫人は魅力的な人物であり、男を虜にしてしまう。犯人はリッチ少佐か下男のバージェスしかいないが下男が殺人をする理由が浮かばず。調査のなかで、とあるきっかけから第三の可能性を見出し、真相に到達する。全てが女性に狂った人物の凶行だ。 負け犬  短編の為か、ありきたりな内容。殺人事件が起き一人逮捕されるが彼が犯人であるとは信じられない女性がおり遣いの女性がポアロの元に訪れる。ポアロは老嬢をたずね、彼女の直感により犯人を提示される。捜査を進めると色々なことが明るみになり、真相へ。途中、催眠術師等が登場したりあまり馴染めない。また、通常であれば犯人指摘後、二転三転あるはずだが、そのまま解決していく。ジョージの活躍が素晴らしい。 二十四羽の黒つぐみ  ポアロが友人のボニントン氏と食事中。その店に決まった曜日に必ずやってくる老人。ウェイトレスの話では数年来毎週火曜日と木曜日にやってくるが先週は月曜日にやってきたという。しかも注文する食事も普段と全く違うものを注文している。ポアロはその話を聞いただけで不審に思う。  三週間後、老人が事故で死んだ事をきき、ポアロは不信感をもち事件を調べ始める。  ポアロらしい観察、推理が冴えている作品。短編だがとても面白い物語だ。 夢  とある金持ちから不思議な依頼。毎日同じ時間に自身が拳銃で自殺してしまう夢を見るという。 それ以外にも不思議な事が多くある依頼人を困惑気味に対応するポアロ。結局は何事もなく依頼は終了するが数日後、依頼人が本当に拳銃で死んだとポアロの元に連絡がくる。  彼の家族と事実を紐解きながら、真実を解き明かす。この作品も短いがとても面白い作品だ。 グリーンショウ氏の阿房宮 現代では余りイメージ出来ない事だが、人の縁とは不思議なもので過去においては今作のような関わりもあったのだろうと推察する。 とある老婦人の遺言書の証人になるレイモンド。家政婦が全財産を相続する手筈で、その代わり手当は支払わないという。不思議な人物に不思議な屋敷。レイモンドは家族にそんな話をするが、一方それを聞いていたマープルはひどく心配する。  遺言書を巡る殺人事件と人物入れ替えトリック。クリスティの作品ではお約束ではあるが短編として読みやすい作品だ。

Posted byブクログ

2023/04/15

2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。6編。相変わらずクリスティーのミステリーは面白いし、ポアロ物とマープル物らしいとも思う。ただ、同じ「生前に会っていた人は実は殺人者でした」パターンが2編もあるのはどうなのだろうか。 収録作:『クリスマス・プディングの冒険』、『スペイン...

2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。6編。相変わらずクリスティーのミステリーは面白いし、ポアロ物とマープル物らしいとも思う。ただ、同じ「生前に会っていた人は実は殺人者でした」パターンが2編もあるのはどうなのだろうか。 収録作:『クリスマス・プディングの冒険』、『スペイン櫃の秘密』、『負け犬』、『二十四羽の黒つぐみ』、『夢』、『グリーンショウ氏の阿房宮』、他:「はじめに」アガサ・クリスティー、解説:『解説? エッセイ?』(漫画家)川原泉、

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