誰だってちょっと落ちこぼれ の商品レビュー
なんとなく、楽しくない気分の時に読むと、ほっとする本。 だって、河合隼雄さんと谷川俊太郎さんだもん。そしてスヌーピーだもん。人は完璧じゃないってこと、受け入れて、でもポジティブシンキングだ!と拳を突き上げるでもなく、淡々と噛みしめる感じがいい。 で、読んでるとだんだん元気になって...
なんとなく、楽しくない気分の時に読むと、ほっとする本。 だって、河合隼雄さんと谷川俊太郎さんだもん。そしてスヌーピーだもん。人は完璧じゃないってこと、受け入れて、でもポジティブシンキングだ!と拳を突き上げるでもなく、淡々と噛みしめる感じがいい。 で、読んでるとだんだん元気になって、「アメリカって、本当にそんな感じなのかなー」と疑念を持ってみたりします。 10年前の本なので、日本は今よりもバブル崩壊の痛手がなごり、こんなはずじゃなかった、と自分を受け入れられない人が多かったんじゃないかなあ。 今は、この時より少し、肩の力が抜けてる人が多い気がして、この本のもつインパクトが、ひょっとしたら薄いかも知れない、と思った。それはそれいいことかも知れないけど。
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「スヌーピー」を知らない人はいないであろう。チャーリーブラウンのビーグル犬だ。 犬なのに表情が豊かで、ときにはライター、ときには撃墜王、ときには赤い屋根の上で、ごはんを待っている。周りの子供たちも、侮ってはいけない。ライナスは哲学的なことを言い、ペパーミントパティはスカッとするよ...
「スヌーピー」を知らない人はいないであろう。チャーリーブラウンのビーグル犬だ。 犬なのに表情が豊かで、ときにはライター、ときには撃墜王、ときには赤い屋根の上で、ごはんを待っている。周りの子供たちも、侮ってはいけない。ライナスは哲学的なことを言い、ペパーミントパティはスカッとするようなことを言ってくれ、私たちの目を覚ましてくれる。この本では、ピーナッツの翻訳者、谷川俊太郎さんと心理学者の河合隼雄さんが、みんなの言った言葉を拾い上げ、現代社会の問題と重ねていく。ピーナッツの作者、シュルツさんの偉大さを感じられる。私はこの本で、スヌーピーが更に!好きになった(^-^)
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ピーナッツが、いつまでも古くならない理由や、アメリカの精神文化が少しわかったかと思います。これを読むとピーナッツがもっと面白くなるかと。
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なんとなく手にとってみたかんじ。暇つぶし。 アメリカ人って、女の人は男の人とやりあうためにいつでもプリプリ怒って、対等に遣り合おうとしているイメージが勝手にある。 退屈や間が怖くて、それを許す人は能力の低い人だと思われる。 常にポジティブ思考で、弱みなどは見せない。...
なんとなく手にとってみたかんじ。暇つぶし。 アメリカ人って、女の人は男の人とやりあうためにいつでもプリプリ怒って、対等に遣り合おうとしているイメージが勝手にある。 退屈や間が怖くて、それを許す人は能力の低い人だと思われる。 常にポジティブ思考で、弱みなどは見せない。ただカウンセリングとかそういう人の前では別。弱みを見せていい。 日本はそういう文化じゃないから、あぁ、そういう風にアメリカを見なきゃいけないこともあるんだわなぁ、なんて思った。 ここではないどこかへ。 わたしは、留学してたことがある。英語とか勉強するのが好き。 そのように思う背景の中には「逃避」の気持ちがどこかしらある。 日本人のくせに、ひときわステレオタイプな日本人の性質を引きずってるくせに、どうしてかうまくなじめないこの日本という国でなくても、わたしは生きられるのだ、という希望を、心のどこかで持っていたいのだという気持ちとでもいいますか、そういう意味での逃避。 でも実際海外行けば分かる。 自分はどこまで行っても日本と言う国に囚われ、日本人であることを突きつけられ続けるのだと。 そのような現実を、日々日本で生活していたら忘れがちになるのだけど、 それを少し思い出した。
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河合さんと谷川さんの掛け合いがなんとも和む。 河合さんの危惧する日本文化の危機的状況が深刻化しないように努めたい。ペパーミントパティが良い味出してるとは知らなんだ。
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スヌーピーの世界観。 それは哲学的で、ものの本質をとらえている世界観。 そんなスヌーピーの世界観からどんなことが読み取れるのか、例えば ・怠ける時間は必要なの? ・人生の悲しみをどう受け止めればいい? ・無料で何かをする意味は? そんなことをスヌーピーの絵コンテを交えて論じて...
スヌーピーの世界観。 それは哲学的で、ものの本質をとらえている世界観。 そんなスヌーピーの世界観からどんなことが読み取れるのか、例えば ・怠ける時間は必要なの? ・人生の悲しみをどう受け止めればいい? ・無料で何かをする意味は? そんなことをスヌーピーの絵コンテを交えて論じている。 ただ、若干深くまで突っ込んで話してくれてないな、という印象。
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ピーナッツを訳しているのは谷川俊太郎さんだということを、この年まで全く知らなかった。実は、日常の哲学的な漫画だったんですね。
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『Peanuts』で人生について学ぼうという本は多いですが、こちらも興味深いです。 著者もすごい方々ですしね(笑)。 意外と(?)すごいんですよね、スヌーピーたちって・・・。
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