ニート の商品レビュー
大学の卒業論文のテーマを決める準備段階で、参考に読みました。 ニートの方の気持ちに触れ、就活の体勢を見ていると、自分がニート予備軍のような気がしました。コミュニケーションへの苦手意識や、自分をうまく評価できないことなど、当てはまる点が多かったように思います。 しかし、個...
大学の卒業論文のテーマを決める準備段階で、参考に読みました。 ニートの方の気持ちに触れ、就活の体勢を見ていると、自分がニート予備軍のような気がしました。コミュニケーションへの苦手意識や、自分をうまく評価できないことなど、当てはまる点が多かったように思います。 しかし、個人を良く知り、向き合うしかないという曖昧な終着点で、具体的にどのように予防すべきかについてはこの著書には述べられていません。 ニートをやりたくてやりたくてやっている人はともかく、働きたくても働けない、働こうにもやりたいことが分からない、納得したい、と就活で二の足を踏んでいる方への救済策や支援活動、背景にある経済の動き、教育の方針などもっと踏み込んだ展開が欲しく、物足りませんでした。 ですが、ニートの現状を知る第一歩としては、とても読みやすく、分かりやすい内容になっていると思います。
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ニートとはどんな人なのか これを読むと、本当に誰もが同じ状況に陥ってしまうのではないか そんなことを考えさせられた また、中学生の職場体験について 5日間中学時代に職場体験をした、現高校生や、社会人に この職場体験についての思い出を聞く 子どもたちの将来の夢に直結しなくて...
ニートとはどんな人なのか これを読むと、本当に誰もが同じ状況に陥ってしまうのではないか そんなことを考えさせられた また、中学生の職場体験について 5日間中学時代に職場体験をした、現高校生や、社会人に この職場体験についての思い出を聞く 子どもたちの将来の夢に直結しなくても 少しでも、彼らにとって何らかの変化が見られれば そんな想いが感じられた 教育に興味がある人はオススメ!
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色々興味深く読ませていただきました。なんか、単に怠けてる人じゃないって言うのは、失礼ながらも、意外。色々ですよね。
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わりと丁寧に取材して書かれた本のようです。 ニートは働きたいのに働けない、ということらしい。 ただこの本自体今は古くなっている(2004年出版)ことと、解決策がはっきり提示されている わけではないという理由で、物足りなさを感じる人もいるのではないかと思います。
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ニートに関わる諸問題を、「こいつらは税金や社会保障の負担から逃げているからけしからん」という(くだらん)視点からではなく論じようとしている点は評価したい。「敗者復活」の機会が極端に少ないこの社会の中では、「勝ち組」になることを過剰に意識せざるを得ないのかもしれない、と思うと「誰も...
ニートに関わる諸問題を、「こいつらは税金や社会保障の負担から逃げているからけしからん」という(くだらん)視点からではなく論じようとしている点は評価したい。「敗者復活」の機会が極端に少ないこの社会の中では、「勝ち組」になることを過剰に意識せざるを得ないのかもしれない、と思うと「誰もがニートになるかもしれない」という本書のメッセージもうなずける。(200502)
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06-04-23 玄田有史、曲沼美恵「ニート −フリーターでもなく失業者でもなく−」幻冬舎を読みました。この本は、わたしが初めてニートという言葉を意識した本です。出版されて2年経っていますが、遅ればせながら読んでみました。章立ては、次の通りです。 「ニート」という若者 : ...
06-04-23 玄田有史、曲沼美恵「ニート −フリーターでもなく失業者でもなく−」幻冬舎を読みました。この本は、わたしが初めてニートという言葉を意識した本です。出版されて2年経っていますが、遅ればせながら読んでみました。章立ては、次の通りです。 「ニート」という若者 : データやアンケートを基にしたニートの特徴。 ニートに会う : ヤングジョブスポットで仕事を探す若者へのインタビュー。 14歳の分岐点 : ニート予防策の職場体験、中学校で5日間実施している兵庫県と富山県の例 14歳と働く意味 : 5日間の職場体験に参加した中学生と卒業した高校生へのインタビュー。 ニートからの卒業 : アルバイトや就職を果たしたニート。 誰もがニートになるかもしれない : ニートは「働かない」のではなく、「働けない」。 ニートが増えた原因をたずねられたら、どう答えたらいいのでしょうか。わたしなら、世の中が豊になったから、とすぐに考えてしまいます。本書ではそうではなく、3つの理由があるとしています。一つには、就職環境が厳しくなったので、努力してもやりたい仕事に就けないから。二つめには、教育によるインセンティブ・ディバイド(意欲格差)*1によって、学校での成功をあきらめ、学習から<降りる>ことによって自己を肯定する者が増えたこと。三つ目には、家庭環境の悪化で、他者との交流が減ったことなどとしています。 ニートが増加する様々な原因が考えられるわけですが、学校教育が担う責任があることは確かです。若年者の早期離職、フリーター、ニートなどが社会的な問題となっていることから、文部科学省や各自治体ではキャリア教育の推進に力を入れています。 その一環としてインターンシップがあります。本書でも中学校での5日間のインターンシップを取り上げています。多くの自治体で3日程度で切り上げているインターンシップを5日間行っている兵庫県と富山県での取組の紹介です。勤労観というよりも、「自分でもなんとか努力すればなんとかなる」というような自己有用感や自己効力感を生み出すことが大切であるといっています。「勤労観というようも」と言っていますが、自己有用感や自己効力感も十分に勤労観や職業観にかかわってくるでしょう。 かつて、小渕首相の私的諮問会議として「教育改革国民会議」が開かれ、思いやりの心を育てるために「奉仕活動の義務化」をめぐって議論されたことを思い出しますが、わたしは、勤労観や職業観を育成するために、例えば、中学生を対象に、インターンシップを1年生と2年生で2週間、異業種2回で実施してはと考えます。 子どもたちは、その発達段階で勤労観や職業観が変化していきます。それを確かなものにするためには、3〜5日間でインターンシップが終わってしまうのでは効果が薄いと思います。将来の職業人を育成するためには、「正統的周辺参加」の理論をもち、子どもたちが学校を卒業したときに、職業人の共同体への十全参加が図れるよう、共同体の周縁部の整備を行う必要があると思います。その一つがインターンシップではないでしょうか。異なった発達段階で比較的長い期間にわたって異なる業種で実施することによって、それが可能であると思います。 学校、地域、業界、行政の連携が必要なインターンシップです。子どもに勤労観や職業観を確かに育てる取組を行いたいものです (^_^) 。
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ニートを個人の意識の問題と片付けるのではなく、誰でもニートになりうるとの認識に立って書かれた本。ニートに欠けているは情報や知識ではなく、働く自分に対する自信だという指摘にはなるほどと思いました。そのような視点から、中学生の職業体験についても書いてあります。ニートと紙一重の私には結...
ニートを個人の意識の問題と片付けるのではなく、誰でもニートになりうるとの認識に立って書かれた本。ニートに欠けているは情報や知識ではなく、働く自分に対する自信だという指摘にはなるほどと思いました。そのような視点から、中学生の職業体験についても書いてあります。ニートと紙一重の私には結構参考になりました…(汗)。
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なかなか、難しい問題ですよね。 この本を読んでいると、ただ働きたくないというだけの理由ではないようですね。それが本音なのかどうかは不明ですが。言っていることも、同年代としては納得できますが。働く意味ってナンだろうと思います。
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友人が置いてった本。 細かな取材でタイプ別に分類してあるが 何かずれてる気がする。 もっと根深いような…
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小説じゃなくて、どっちかといったら評論に近いけど、堅苦しくなくて読みやすかったです。 ニートっていうのは Not in Education, Employment, or Training の略です。 今日本ではフリーターの急増が嘆かれているけれど、フリーターは...
小説じゃなくて、どっちかといったら評論に近いけど、堅苦しくなくて読みやすかったです。 ニートっていうのは Not in Education, Employment, or Training の略です。 今日本ではフリーターの急増が嘆かれているけれど、フリーターは正社員より小回りがきくし、本当に不安定なのか?ということや、兵庫県と富山県で実施されている「14歳のトライやるワーク」という5日間の職業体験についてのインタビュー、その他様々な資料やニート、フリーターのインタビューなど載っていて、興味深かった。 明確な解決策はないかもしれないけれど、ニートの中で少しでも社会に参加できる若者が増えるために、様々な機関が紹介されたりしています。 全然違うかもだけど、2つの内定を断ったっていう男の人の話でその1つが「IT関連会社」ってあったけど、詳細読んでたら、「コレ、もしや『渋谷で働く社長の告白』のサイバーエージェントでは?」と思いました(笑) 違うかもだけど思わぬ予備知識が引き出しから出してこられるとなんとなくうれしいですね。
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