怒りをコントロールできない子の理解と援助 の商品レビュー
これは素晴らしい本! 自分の至らなさも痛感するけど、きちんと励ましのメッセージもあって勇気づけられる本です!
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大河原先生の2冊目。怒りをコントロール出来ない子は傷付いている子だ、と理解する事。小4の子もロールプレイは面白いみたいで一緒に読んだ。こういう先生だったらいいな、と言っていたのが印象的。
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心の階段を、のぼっているところ。 いやなことあったんだね、 身体どきどきしちゃってるね 覚えてないこともよくあるんだよ 覚えてなくても大丈夫だよ どこまで、覚えるか教えてくれる よく話してくれたね すごく、腹が立つ かなしかったんだよね 身体の中がどうなってるか教えて おなかの当...
心の階段を、のぼっているところ。 いやなことあったんだね、 身体どきどきしちゃってるね 覚えてないこともよくあるんだよ 覚えてなくても大丈夫だよ どこまで、覚えるか教えてくれる よく話してくれたね すごく、腹が立つ かなしかったんだよね 身体の中がどうなってるか教えて おなかの当たりが、ムカムカしたり、イライラしたり、ぎゅーってなったりとかわかる? 苦しいよね、 10だったら今どのくらい? 他にもある、 いくつくらいになると、大丈夫かな?
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ネガティブな感情をきちんとだすこと、出してもいいんだと思ってもらえることが、健康な育ちには大事。そして、一人一人を大事に思って伝える言葉や眼差しが、本当に大事だと思いました。
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「怒りをコントロールできない子供」の起こる仕組みと、その対処法を、適時わかりやすいイラスト(概念図)を使いながら解説してくれる解説書。 前半は「なぜ切れてしまうのか?」という仕組みの解説。「ネガティブな感情の社会化」が行われていない環境にいる子供が、そんな感情を言語的領域では押...
「怒りをコントロールできない子供」の起こる仕組みと、その対処法を、適時わかりやすいイラスト(概念図)を使いながら解説してくれる解説書。 前半は「なぜ切れてしまうのか?」という仕組みの解説。「ネガティブな感情の社会化」が行われていない環境にいる子供が、そんな感情を言語的領域では押し殺した結果、「解離状態」になって非言語的領域でネガティブな感情を表現してしまう、という仕組みは、実際のキレる子供を見ていて感じていた違和感や仮説をうまくまとめてくれるものだった。 中盤は、そういう「成長発達システム」を経て今に至っている子にどう対処するかの解説。対処するにあたって、その生い立ちや本人の持つ障害ではなく、学校に「問題増幅システム」がないか?という観点で対処法を考えているのが興味深い。 終盤は具体的な事例を使った対応策の紹介。東京学芸大の大学院で使われたという「キレた子がいる設定のロールプレイ」を紹介して、いい対処法と悪い対処法、そして「自分ならこうするかな?」的な議論を含めて、読み手にいろんなことを考えさせてくれる。 キレる子はぶっちゃけた話「どうしてこうなるのかわからないし、どうしたらいいのかもわからない存在」。それに一定の筋道を立ててくれる、というだけでもありがたい。 どうしてもキレた子に気を取られがちですが、「キレてない子も話を聞いてほしい」点も想起させてくれるのはありがたい。 専門家がその知識を実際の問題に直面している人に合わせて提供してくれている、という印象。問題に直面している人には一読を勧めたい一冊。
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援助の仕方が分かり易く、具体的に示されていた。 とにかく、援助者は子どもであれ、大人であれ、対象者を受容する事が大切。そうする事で全てが落ち着きを取り戻す。
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①発達において個人の基本的感情喜怒哀楽が社会化されるのがまず第一段階である。他者に対する感情(たとえば「思いやり」)とはそのうえで発達する二段階めのものなので一段階目が獲得されないと二段階めは構築されていかない。 子供にとってことにネガティブな感情を共感的にくみ取ってもらい承認し...
①発達において個人の基本的感情喜怒哀楽が社会化されるのがまず第一段階である。他者に対する感情(たとえば「思いやり」)とはそのうえで発達する二段階めのものなので一段階目が獲得されないと二段階めは構築されていかない。 子供にとってことにネガティブな感情を共感的にくみ取ってもらい承認してもらい感情を言語化してもらうことは重要なのである。 ②子供が真の意味で良い子に育つことを願うことと 他者から見て良い子であることを願う(言語的には愛していないというメッセージ)あるいは親に対して良い子であることを願う(非言語的には愛していないというメッセージ)、ということは”両立しない”。 ③対話の文脈と質は相手の発言のどこに焦点をあてて反応するかで決まる。 特に①と②の仮説にはうなづかされた。
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学校での子どもとの関係を、怒りという負の感情も共感して受け止めてあげる方法や、グループの中の負の感情をどう扱うかについてわかりやすく書いてある。対保護者に対しての関わりも具体例があり、心理学がベースにしっかりとあり、納得させられる。何回も手に取りたい本。
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ネガティブ感情の大切さを教えてくれる本。自分の感情で生きることができるためには、困難や苦悩を抱えつつ生きる「耐性」 が必要。解離する能力と混同しないこと。子どもの体からあふれてくるエネルギーを大人の指示に合わせてぴたっと止められるような感情が発達すると暴発してしまう。 子どもに合...
ネガティブ感情の大切さを教えてくれる本。自分の感情で生きることができるためには、困難や苦悩を抱えつつ生きる「耐性」 が必要。解離する能力と混同しないこと。子どもの体からあふれてくるエネルギーを大人の指示に合わせてぴたっと止められるような感情が発達すると暴発してしまう。 子どもに合わせる「成り込み」と大人の願う方向に向かって子どもの感情を調整する「巻き込み」。両方の側面のバランスを意識することが乳幼児との関係で大切。
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会話形式で進められているこの本は、学校の先生が具体的な対応をイメージできるとても参考になる本ではないでしょうか。 しかし、子どもから激しい怒りをぶつけられたら、とても、冷静ではいられないと言うのがほんとうのところのような気もします。そこで、このような本に出会うと、自分の前では...
会話形式で進められているこの本は、学校の先生が具体的な対応をイメージできるとても参考になる本ではないでしょうか。 しかし、子どもから激しい怒りをぶつけられたら、とても、冷静ではいられないと言うのがほんとうのところのような気もします。そこで、このような本に出会うと、自分の前では子どもが自分の感情を表出してくれたのだと多少ポジティブに発想の転換を図ることができそうです。 そして、感情のコントロールにつまずく子どもだけではなく、その周辺の子ども達への対応も丁寧に考えようとしているこの本は、答えはないけれど、我々大人が一人一人の子どもの心の育ちにいかに関わるべきかを丁寧に導いてくれるものだと感じました。 これまで、集団においては、子どもの反抗や感情の露出をおさえるべきものであり、統一や統制をよい姿として指導の強化を進めてきた生徒指導や管理職の先生方には是非読んで頂きたい本ですね。
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