十津川警部「記憶」 の商品レビュー
平成16.11.20 初版 ¥800 東京郊外で若手カメラマンが誘拐されるという事件が発生。しかし犯人からの要求がないまま、三日後に彼は無事発見される。十津川警部が被害者の身元を調べると、二歳半のときに八王子の河原で発見され、その後養護施設で育てられたことがわかった。それ以前の彼...
平成16.11.20 初版 ¥800 東京郊外で若手カメラマンが誘拐されるという事件が発生。しかし犯人からの要求がないまま、三日後に彼は無事発見される。十津川警部が被害者の身元を調べると、二歳半のときに八王子の河原で発見され、その後養護施設で育てられたことがわかった。それ以前の彼の記憶は「SL、桜、二人の男女」という曖昧なものだった。十津川はこの三つが事件にかかわる重要な鍵と睨み、捜査を開始する。そんな中、静岡・大井川鐡道で第二の事件が……。犯人の目的は一体何なのか?前代未聞の事件に、十津川の推理が冴え渡る!傑作トラベル・ミステリー!!
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東京郊外で若手カメラマンが誘拐されるところから物語が始まる。 誘拐されたまま犯人からの要求はなく、三日後に発見される。 彼は、二歳半の頃八王子の浅川のほとりで衰弱して発見され、養護施設で育ったのだった。 それ以前の彼の記憶『SL・桜・二人の男女』を頼りに、仕事絡みでSLと桜...
東京郊外で若手カメラマンが誘拐されるところから物語が始まる。 誘拐されたまま犯人からの要求はなく、三日後に発見される。 彼は、二歳半の頃八王子の浅川のほとりで衰弱して発見され、養護施設で育ったのだった。 それ以前の彼の記憶『SL・桜・二人の男女』を頼りに、仕事絡みでSLと桜を撮る旅に出るのだが・・・。 二歳半以前の記憶のピースと現在の景色がカチリと嵌った時、21年前の誘拐事件の尻尾もまた動き出したのである。 二歳半の幼児の記憶を恐れるあまり犯人は21年も経って尻尾をつかまれることになるのだ。 ミステリィにしては 偶然頼みなのが少し気になる。
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