美しい椅子(3) の商品レビュー
購入 北欧のデザイナー(1巻)、日本のデザイナー(2巻)ときて、 この巻は木製の名作椅子を集めた内容になっている。 木材をどのように人体に沿わせるよう加工するか、 ということに苦心しながら、 技術や機械を開発し、 やがて名作と呼ばれる椅子が生まれていったのだなぁと思うと 人間...
購入 北欧のデザイナー(1巻)、日本のデザイナー(2巻)ときて、 この巻は木製の名作椅子を集めた内容になっている。 木材をどのように人体に沿わせるよう加工するか、 ということに苦心しながら、 技術や機械を開発し、 やがて名作と呼ばれる椅子が生まれていったのだなぁと思うと 人間の研究心というか探究心というか、エネルギーには感心してしまう。 古い木製の椅子は、写真でも伝わるくらいの威厳や風格があって 是非実物を見てみたくなる。 トーネットの14番、 それをアドルフ・ロースがリデザインしたカフェミュージアムチェアは シンプルでとても美しい印象。 もしくは座り心地が悪いというヘリット・リートフェルトのジグザグno.280 は是非座ってみたい。 今巻は椅子の源流についても書かれているが、 そのなかの中国明式椅子は 写真からもその威厳や力強さのようなものが感じられて、 より一層、椅子の魅力に取りつかれた気がする。
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