渡辺篤史のこんな家を創りたい の商品レビュー
重厚長大な家のデザイン溢れるものは、確かに素敵だが、いまの時代にふさわしいと思えない。もっと手軽に、自分で作れて、自分の住処になるような家が欲しい。 ルコルビジェはいう「家は住む機械であり、最小限の実用性が得られるように、適切な寸法を持つ簡明な機能を分かつこと。」 私は、家に関し...
重厚長大な家のデザイン溢れるものは、確かに素敵だが、いまの時代にふさわしいと思えない。もっと手軽に、自分で作れて、自分の住処になるような家が欲しい。 ルコルビジェはいう「家は住む機械であり、最小限の実用性が得られるように、適切な寸法を持つ簡明な機能を分かつこと。」 私は、家に関してあまり関心を持っていなかった。どちらかといえば、漂流生活の方が好きだ。そして仕事は外ですればいいと考えていたので、家には本棚とベッドがあればいい。きれば少し贅沢な風呂があればいいと思っていた。しかし、いまはコロナで引きこもり生活をすると、どうやってくつろぐ空間を作ったらいいのかと考えるようになってきている。 テレビ番組「渡辺篤史の建もの探訪」を見たことがあった。屋根ガリウム鋼板。吹き抜けのペアガラス窓。床暖房。開放的な部屋。収納スペースの確保による部屋の整頓。オープンな風呂場。など、とにかく光を家にどう取り込むのかに貪欲だった。今までの家のイメージが、随分と団地暮らし的なものだったと思った。 そして、この本を手にとって、住みたい家って、もっと自由であるべきだと感心した。植物の共生するような家もある。小さくても、自分の生き方がわかるような家。あぁ。時代は大きく変わってきているなぁ。そんな目にウロコの本だった。なるべく自分で、DoIt yourselfのような、手作り感のある。個性のあるローコスト住宅である。 随分と参考になる本である。
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2011/08/20 それぞれ工夫を凝らした家ではあるのだけど、なんでほとんどの家の浴室がガラス張りなんだろうか。
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