みみをすませば の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本を一つ読むたびに 石のようなものが心の中に落ちていく どうすればいいだろう 確かめているうちに時間なんてあっという間 過ぎていく未来へと歩いていきたい でも飲み込まれていく過去に置いていきたくないから 限られた時の中で この手で持っていけるのはどれくらいだろう 自分を大切にするということは 途切れた声をなくしてしまうことなく 形にしておくことかもしれない どんなにそばにいても 限りなく遠いことがある 一緒にいても、同じ景色をみていない、時がある それが悲しくて 諦めていたものが 本当は、悲しく思えることを、大事にしていいんだって、思う 守ってあげるのは やっぱり自分しかいないなら 物や、限界や、制限を越えていける唯一の武器は、心なのだと、思う その自由さを、信じたい 悲しみや苦しみに負けないだけの 希望や未来や明るいものを 美しくはないものに埋もれても取り戻せるだけの きらきらしたものを この胸に
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世界の国の子供の言葉は、大人の常識を超えたおもしろさがある。耳の聞こえない女の子の「初めて音楽の話をしてくれた」は考えさせられる。
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