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売り込み の商品レビュー

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2024/07/27

私にとって初のダグラス・ケネディ作品。 会話に臨場感とリアリティがあるのが特徴。出だしはイマイチだが、第三章以降に俄然面白くなる。 有名脚本家の地位や名声に集まる人間と、それらを失った途端去っていく人間。逆境になった時に一緒に励まし闘ってくれたのが口の悪いエージェントのアリソンた...

私にとって初のダグラス・ケネディ作品。 会話に臨場感とリアリティがあるのが特徴。出だしはイマイチだが、第三章以降に俄然面白くなる。 有名脚本家の地位や名声に集まる人間と、それらを失った途端去っていく人間。逆境になった時に一緒に励まし闘ってくれたのが口の悪いエージェントのアリソンただ一人、彼女と共にドン底逆境からの反撃開始。 満点評価でないのは、小説出だしの出来(翻訳のせい?)とすぐ恋に落ちる恋愛体質過ぎる主人公のキャラ設定。元妻には未練タラタラ、新しい恋人には卑屈なまでのご機嫌取り、人妻にも一目惚れ。これらが同時進行って節操なさ過ぎ。 このマイナス点を差し引いてもオススメ出来る面白い小説でした。しかし、原題「Losing it」が「売り込み」(台本タイトル)って邦題、センスないね。

Posted byブクログ

2017/04/22

資産2兆円のセレブな生活、がどんなものかわかる小説。 マンガ『有閑倶楽部』の剣菱家みたいな絵空事ではなく、タワーマンションカーストとか何十帖のリビングとかお庭にプールとか、そんなレベルなセレブどころじゃなくて、ほんとにすっごーーーーーーーーーーーーいお金持ちの世界。 まして、...

資産2兆円のセレブな生活、がどんなものかわかる小説。 マンガ『有閑倶楽部』の剣菱家みたいな絵空事ではなく、タワーマンションカーストとか何十帖のリビングとかお庭にプールとか、そんなレベルなセレブどころじゃなくて、ほんとにすっごーーーーーーーーーーーーいお金持ちの世界。 まして、「執筆する人」の世界のストーリーだから、わたしにはすっごいおもしろかった。

Posted byブクログ

2009/10/07

「どんづまり」「ビッグ・ピクチャー」「仕事くれ。」の転落三部作に続く、絶頂からどん底パターン。前作「幸福と報復」がまったく面白くなかっただけに、「悪夢路線復活」という惹句に魅かれていたのだが、正直言って期待ほどは面白くなかった。絶頂を真の絶頂として描いた分、エンターテイメント性は...

「どんづまり」「ビッグ・ピクチャー」「仕事くれ。」の転落三部作に続く、絶頂からどん底パターン。前作「幸福と報復」がまったく面白くなかっただけに、「悪夢路線復活」という惹句に魅かれていたのだが、正直言って期待ほどは面白くなかった。絶頂を真の絶頂として描いた分、エンターテイメント性は高まっているのだろうが、「悪夢」感は前三作の方が上。

Posted byブクログ