AQUIRAX UNO POSTERS 1959-1975 の商品レビュー
宇野さんの描く女の子は 夢の中の生き物みたいな表情をしていて堪らない。 アバンギャルドの塊です。 人魚の浴衣ほしいなあ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
宇野の絵は、線でのみ構成されたものが多い。 カリカチュア(戯画化)されている人体や薔薇、さまざまなイコンで顕される隠喩の世界である。 そして、私の趣味に直球ド真ん中のストライク!とは行かないまでも、かなり重要な位置を占める味わい深い絵師である。 表現物規制や、投稿サイトに自主規制を求める人々は、まずこの宇野の絵を知ってもらいたい。 60年代のこの絵は、アングラ劇の世界が闘って今に残した遺産。 あなた方が知らないだけで、あなた方を育てた世界は『不健全』『ふしだら』『俗悪』なイメージで満ち溢れていた。 あなた方はそうしたイメージに、直接・間接の影響を受けて育ってきたのですよ。 イメージ、創作物を否定することは、あなた方の育ちを否定すること。 今を生きているクリエイターたちにとって、とても大事な『20世紀の遺産』を否定すること。 あなたが「好きか嫌いか」は、あなたの自由。 でも、他の人が「好きか嫌いか」を判断できるよう、宇野の絵を発表する自由を侵害してはなりませんよ。 私としては、 「なんという背徳的でハァハァできそうでできない絵!ジレンマの塊!」 として、『好き』とは別の評価軸が高く評価しておりますよ。
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すっげーサイケ。ヤク中らりらりだね、まったく。それもコカインじゃなくてマリファナって感じ。描かれる女が皆飢えた目をしている。つまりはとんだ肉食ってことね。肉が欲しくて、食べたくて、それでいて食べて欲しいとかも思っちゃったりして。そういう60年代ってなんだかとっても楽しそう。 でも...
すっげーサイケ。ヤク中らりらりだね、まったく。それもコカインじゃなくてマリファナって感じ。描かれる女が皆飢えた目をしている。つまりはとんだ肉食ってことね。肉が欲しくて、食べたくて、それでいて食べて欲しいとかも思っちゃったりして。そういう60年代ってなんだかとっても楽しそう。 でも今回の本で一番素晴らしいなって思ったのは実は絵ではなくて、寺山修司による「宇野亜喜良論のデッサン」。今まで見た、人への賛辞の中で一番美しいと思う。
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今の宇野さんより、この頃のアバンギャルド・怖いもの無しみたいなデザインの時の方が好きだな。今は少しきれいになりすぎているような。でも大好きです。
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