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クロへの長い道 の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2012/03/12

5歳の幼稚園児、シンちゃんが主人公で、探偵。 このシンちゃんの『』のせりふがかっこよくて面白い。 事件の内容はペット探しから殺人事件までさまざま。 シンちゃんの両親もいい味だしてた。 特に母。設定がすごい。 シンちゃんが、かわいい。

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2012/03/29

【再読】変則的ハードボイルドミステリー短編集/演出上やはり避けられないクセのある文章/時代を感じる具体的なワードが飛び出す飛び出す/渋柿の頭がキレすぎるのはご愛嬌/最後の『八百屋の死にざま』は辛いというかなんというか/ハードボイルドといえば大沢在昌さんか/

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2011/09/16

6歳の名探偵シンちゃんの名推理。 さすが二階堂、考えることが違う。 これは正真正銘の本格ミステリです。 短編4つ。 こんなませたガキがいるかいな。

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2011/07/18

二階堂黎人という作家は、鳥肌が立つような迫力に満ちた傑作を書くかと思えば、なんとなく才気ばかりが立ったすっきりしない作品も書く。特にメタとかパロディに足をつっこむと、どうも個人的には好きになれない。 幼稚園児のハードボイルド探偵が活躍する短編集も、ある意味でパロディである。各短...

二階堂黎人という作家は、鳥肌が立つような迫力に満ちた傑作を書くかと思えば、なんとなく才気ばかりが立ったすっきりしない作品も書く。特にメタとかパロディに足をつっこむと、どうも個人的には好きになれない。 幼稚園児のハードボイルド探偵が活躍する短編集も、ある意味でパロディである。各短編のタイトルを含め(「八百屋の死にざま」は笑った)、思わずにやりとするようなネタは多いのだけど、全体としてみるとやっぱりムリがあるような気がする。趣向がうまく作品として収まっていないのである。 その中でも表題作はうまく設定を生かしていると思うのだが、「動物のお医者さん」の愛読者には、案外早く真相がわかってしまったりするのである。 ただ、全体としては愛嬌のある作品群ではあると思う。好きな人は好きなんだろうし、主人公をかわいいと思う人は思うのだと思う。僕は、同じシンちゃんでも、クレヨンの方が好きだなあ。案外、あっちのシンちゃんもハードボイルドだし。

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2010/09/29

5歳の幼稚園児探偵とその両親が活躍する連作短編ミステリ。 作者が自己満足で書いた本というのが第一印象。 主な登場人物が、何かの型に嵌ったパターン化された ありがちなキャラクターで、ハードボイルドに見せかけて ウケを狙っているのだろうかと思うような描写が多かったり。 トリックにし...

5歳の幼稚園児探偵とその両親が活躍する連作短編ミステリ。 作者が自己満足で書いた本というのが第一印象。 主な登場人物が、何かの型に嵌ったパターン化された ありがちなキャラクターで、ハードボイルドに見せかけて ウケを狙っているのだろうかと思うような描写が多かったり。 トリックにしても先が読めるものが多々ありました。

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2010/01/20

ハードカバー版も読んだけど、つい最近購入して読んだのが文庫版なのでコチラにしておく→ たしか、『カラスの鍵』だったと思うけど… シンちゃんがケンイチとルル子にたとえ話でアドバイスして、「これでわからなければバカ」みたいなことを言う(思う)のだけど、すいませんわかりませんでした…...

ハードカバー版も読んだけど、つい最近購入して読んだのが文庫版なのでコチラにしておく→ たしか、『カラスの鍵』だったと思うけど… シンちゃんがケンイチとルル子にたとえ話でアドバイスして、「これでわからなければバカ」みたいなことを言う(思う)のだけど、すいませんわかりませんでした…っていうか、なんとなくわかっても、そんな化学現象知らないから具体的な物質思い浮かばないし! シンちゃんには負けるけど、ケンイチもなかなかの頭脳だと思う私。さすが、シンちゃんに似てるだけあるね! あ、でも、チョコ+ガムは知ってる現象でした。やったことあるある!でも、プチプチ切れるんじゃなくて、ガムが解けちゃってた気がするんですが?どうなんだ。今材料があるけど、もう確かめてみる気にならない…つか、ガムって食べてもいいものなのか? 見えない人を扱った『八百屋の死にざま』。何気にこれが一番恐かった。事件的には恐くないけどね、やっぱ、人の心理って恐ろしいわと思うわけです。それが子供であっても。 恐いのは、犯人の心理よりも、人が死んだ後でさえも犯人を「見えない人」として扱うその心理だ。子供であっても、というより、子供だからこその恐さなのかもしれないですね。犯人の心理はどちらかというと、同感できますね。イヤだからといって殺しちゃダメなんだけどさ。 一方で、教師ってものすごく大事で大変なのだと痛感させられるのです。教師免許持っている人たち、ちゃんとわかって免許取ってるのかな、と思ってしまう……。先生って結局得意な分野を専門にして教えるでしょう?でも、できる人にできない人の気持ちはわからないのですよね。ただ、できる人だってできないことはあるわけで、その気持ちをちゃんと転化して考えて教えられるのだったらいいんですが。 何も知らんくせにでかい口たたくなと言われそうですね。そのとおりですが。あは。 (関係ないけど、私は金八先生を受け付けない人です。いい先生なのかもしれないけど、そういうのを受け付けない人もいるのだよ。) 解説が面白かった。というか、非常に納得!なるほど、確かに蘭子はイグアナ探しなんかしないわな(笑)

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2010/11/19

渋柿伸介シリーズ 『縞模様の宅配便』 信介の友達アキラくんが遊んでもらった見知らぬオジサン。アキラ君の家を訪れた縞模様の制服の宅配便。宅配便から降ろされる近所の知人。連続する誘拐事件の謎。 『クロへの長い道』 幼稚園の友達キリコちゃんに依頼された愛犬クロの捜索。クロの代わりに...

渋柿伸介シリーズ 『縞模様の宅配便』 信介の友達アキラくんが遊んでもらった見知らぬオジサン。アキラ君の家を訪れた縞模様の制服の宅配便。宅配便から降ろされる近所の知人。連続する誘拐事件の謎。 『クロへの長い道』 幼稚園の友達キリコちゃんに依頼された愛犬クロの捜索。クロの代わりに連れてこられた犬の秘密。 『カラスの鍵』 テレビ局で殺害された掃除婦の女性。番組用に借りてこられた秘宝「カラスの鍵」。アクリルケースの中から消えた鍵につけられたダイヤモンド。「カラスの鍵」の台座にかくされた秘密。 『八百屋の死にざま』 幼稚園のユウちゃんからの依頼。消えたイグアナの捜索。異父兄弟の妹アッコの存在。ボランティアでドッジボールのコーチをしていた八百屋の羽田の殺害事件。密室の中の殺害。見えない男の正体は?  2003年3月9日購入  2003年3月9日読了  2010年11月18日再読

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2009/10/04

(笑)  巷ではもう(15年位前からだが)見た目は子供、頭脳は大人な名探偵が活躍しているようだが、本作はそれを軽く超越し見た目は幼稚園児、頭脳は幼稚園児、でも語り口は50代(しかもハードボイルド)な主人公が活躍する推理小説である。 トリックや謎解きはそれほど高度なものではないし、...

(笑)  巷ではもう(15年位前からだが)見た目は子供、頭脳は大人な名探偵が活躍しているようだが、本作はそれを軽く超越し見た目は幼稚園児、頭脳は幼稚園児、でも語り口は50代(しかもハードボイルド)な主人公が活躍する推理小説である。 トリックや謎解きはそれほど高度なものではないし、幼稚園児とハードボイルド、なんとも不可解な組み合わせであるが、兎に角面白い。抱腹絶倒これは呼んでみなきゃ解らんけどね(笑)

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