たちまち上手くなる絵の本 の商品レビュー
あまり得意でない絵で…
あまり得意でない絵でも、この一冊で特徴のつかみかたぐらいは分かるかも。
文庫OFF
2011/1/19 本棚整理して見つけた。 2003〜2004ごろ、購入したのでは。 マーカーで学習したことがわかる。
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「たちまち上手くなる」とはいかないが「人物」「背景」「動き」などの各対象、「イラスト」「デフォルメ」「デジタル」などの各分野についてもれなく基本を網羅している。また「絵を描く意義」といった思想的なものについても語っており、著者の「絵」への思い入れが強く伝わってくる。 「絵」...
「たちまち上手くなる」とはいかないが「人物」「背景」「動き」などの各対象、「イラスト」「デフォルメ」「デジタル」などの各分野についてもれなく基本を網羅している。また「絵を描く意義」といった思想的なものについても語っており、著者の「絵」への思い入れが強く伝わってくる。 「絵」は一つの芸術としての意義もあるが、その前提として「伝達手段」としての作用が強い。文章や言葉で伝えることができないものをビジュアルで伝えることは今後貴重な技術となると思う。「絵心がないから」といいながら切り捨てるよりも、下手な絵を伝達手段としての価値に変換することも有意義であるのではないか。「うまい!」と言われてもうれしいが「ああ、これね」と言われることもこれまた気分がいい。 人間の行為なんでもそうだが「いかに楽しいか」をみつけることが継続する秘訣である。「辛いこと苦労したこと、があるからこそ楽しい、充実する」とおっしゃる方々もいるが、それは発想が逆だ。「辛いこと」は「楽しむ」ための手段の一つ。こうした考えを持たない「辛いこと」しか知らないヒトに物事を教わると非常につまらない営みとなる。そういう師にしか出会えなかった人はとても不幸だ。「師」を選ぶことが重要だと言われるのはこういうことだと思う。本書は「上手くなる」ことを目的にしていることは間違いないが、その手段としてあるいは究極の目標として絵を描くことを「楽しむ」ことを教えてくれる。一つの物事を楽しんでいる人のお話を聞くのはとてもワクワクする。
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