死霊(1) の商品レビュー
埴谷雄高氏の代表作。…
埴谷雄高氏の代表作。独特の世界です。この1巻目で自分に合うかどうかを試してみてはいかがでしょう。
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池田晶子氏の著作から…
池田晶子氏の著作からこの本にたどりついた。はじめはとっつきにくかったが、次第にじわじわと引き込まれた。澁澤龍彦氏の蔵書にも埴谷氏の著書が多数含まれているのを知った。読むべき本にまたひとつ出会ったのか、という思いがした。
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日本文学史上未曾有の…
日本文学史上未曾有の形而上学的思想小説。とにかくゆっくり、じっくり、確実に読んでいくことをオススメします。
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ものすごく深みのある…
ものすごく深みのある小説だとは思うんだけど、そこまで読み込めませんでした。けれども惹かれてしょうがない科白があります。登場人物の一人の笑い方が「ぷぷい!」。それ以外は徹頭徹尾まじめな話なんです。
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埴谷雄高 「 死霊 I 」 形而上学的な思想小説。ヒップホップバトルさながらの 言葉による 思想対立が面白い。 まだ序盤なので わからないが、死霊という人間的価値が消滅した世界から 人間の価値、人間を超克した人間を見出そうとしているのでは? 死霊は 戦争直後の著作だから 戦...
埴谷雄高 「 死霊 I 」 形而上学的な思想小説。ヒップホップバトルさながらの 言葉による 思想対立が面白い。 まだ序盤なので わからないが、死霊という人間的価値が消滅した世界から 人間の価値、人間を超克した人間を見出そうとしているのでは? 死霊は 戦争直後の著作だから 戦死者の霊を暗示している? 1章 癩狂院にて。岸博士と三輪与志の戦い「人間存在の意味」「現世はどういう世界か」 「神様〜蒼白い白痴の少女〜そこにはたとえ無意味であっても、一つの形と変化が確かにあった」 2章 死の理論。津田康造と首猛夫の戦い「涅槃の境地、自己主張 の喪失」 三輪与志「不快は 思惟の法則自体に潜んでいる〜宿命〜思考する人間のめが味あう深淵〜不快が俺の原理」 3章 屋根裏部屋。新たな形而上学としての虚体論 *人間が人間を超える〜永遠の人間性を主張 *存在をのみこみ内包する虚体
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全3巻。読むのに十年以上かかった。総じて愉快な場面が多いし、一行一行で言ってる意味はだいたい理解できるのだが、頁が進んでも状況は一向に進展しないので読書が止まってしまい、再開するときにはもう何も覚えていない。
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おもしろい。冒頭の蒸し暑さや、全編に散りばめられるギャグ。この小説、全編を通じてひとつのことしか言ってない。それが、一番最後の絶叫なんだよね。
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一巻め読了。ここで交わされる議論がそこまで難解という感じはしないが、物語との連関がいまひとつつかめない。霧がたちこめる黄昏の川辺、そこに浮かびあがる黒い橋という光景が好きだった。墓地のシーンもいい。そういう個々のイメージは好きなんだけど、はじめもいったようにそれらと思想の繋がりが...
一巻め読了。ここで交わされる議論がそこまで難解という感じはしないが、物語との連関がいまひとつつかめない。霧がたちこめる黄昏の川辺、そこに浮かびあがる黒い橋という光景が好きだった。墓地のシーンもいい。そういう個々のイメージは好きなんだけど、はじめもいったようにそれらと思想の繋がりがまだわからない。
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初埴谷。ナニヲカイテイルノカマッタクワカラナイ。何となくドグマグに似てるような…。読み始めてから読了まで半年以上も掛かってしまった・・次巻にはいつ取り掛かれるのか不明だ——。
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あまりにも有名な形而上小説。第1巻には1章〜3章を収録。 登場人物が延々と討論を交わし続けるところは完全にドストエフスキーの影響下にある……というのもあまりにも有名な話かw
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