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三銃士(上) の商品レビュー

4.1

28件のお客様レビュー

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2012/02/26

大人になって再読。子ども向けのリライトじゃなくても元々テンポいいんだ、デュマの時代でもリアルタイムじゃなくて歴史小説だったんだ、と気付く。そしてなぜ四じゃなくて三銃士なのか? というよくある疑問も解けた。ダルタニャンは物語通してしばらく、銃士じゃなく護衛士なんだねーへー。 基本...

大人になって再読。子ども向けのリライトじゃなくても元々テンポいいんだ、デュマの時代でもリアルタイムじゃなくて歴史小説だったんだ、と気付く。そしてなぜ四じゃなくて三銃士なのか? というよくある疑問も解けた。ダルタニャンは物語通してしばらく、銃士じゃなく護衛士なんだねーへー。 基本的人権とか平等といった概念が生まれる前の感覚とか雰囲気を、小説ならではで実感。

Posted byブクログ

2012/02/13

ミレディー物語…じゃないって。 ルイ13世治世下のフランス。銃士になることを夢みて単身ふるさとガスコーニュを後にしたダルタニャンは、パリで同郷の名士・トレヴィルの指揮下にあったアトス・ポルトス・アラミスの三銃士と出会う。王の腹心・リシュリュー枢機卿の陰謀に巻き込まれながらも、三...

ミレディー物語…じゃないって。 ルイ13世治世下のフランス。銃士になることを夢みて単身ふるさとガスコーニュを後にしたダルタニャンは、パリで同郷の名士・トレヴィルの指揮下にあったアトス・ポルトス・アラミスの三銃士と出会う。王の腹心・リシュリュー枢機卿の陰謀に巻き込まれながらも、三銃士との友情を育み困難を解決してゆく。  恥ずかしながら初読でした。主役と思しきはダルタニャン一人なのに何故に『三銃士』?これはどう見ても『ダルタニャンと三人の銃士たち』だろ―と思っていました。瀬尾まいこさんの『図書館の神様』という作品の中で「山本周五郎の『さぶ』は栄冶の成長物語なのに何故タイトルが『さぶ』なのか?」と話題にする印象的な件があり、さてはここにも何か深い含蓄が?!と思ったのですが、さにあらず。『三銃士』は本来三部作からなる『ダルタニャン物語』の第一部に当り、日本ではこの『三銃士』が古くから単独の小説として知られてきたとのこと。友情あり、恋あり、冒険あり、娯楽小説の王道と言ってよく、読んでみて今なお単品で愛読される理由がわかる気が致します。  若く覇気があり、大将としての器も認められ、そこそこ良い男(らしい)のダルタニャンは主役の貫禄十分です。謎めいた過去を持つ寡黙なアトス、単細胞だがムードメーカーのポルトス、学者肌のアラミスのいわゆるキャラの立つ三人組も良い。どんな時も彼らは至って真面目なのですが、そのやりとりは時にはお笑いユニットとまごうばかり。三蔵法師を彷彿させる懐の広いトレヴィル、悪代官そのもののリシュリュー枢機卿、そしてなんと言っても忘れてちゃならない妖婦・ミレディー。  我が強く野心家の彼女はリシュリュー枢機卿の女間諜として働き、重婚、毒殺、色仕掛けなんでもござれで物語を振り回していくのですが、その妖婦っぷりはここまでくればもうあっぱれ。物語のラスト4分の1くらいからこのミレディーの存在感に圧倒されまくり、気がつけば彼女の最期とともに物語は終わった…のでした。

Posted byブクログ

2011/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アトス ポルトス アラミスの三銃士と田舎から出てきたダルタニヤンの冒険 イギリスとの戦争や怪しい宮廷の裏事情などが絡んでいるが、全くあっさりした冒険譚 ダルタニヤンとコンスタンスとの恋愛、ミレディの悪女っぷりが痛快

Posted byブクログ

2011/11/09

貧乏ながらも4人が旅続けるんですねっ アトスもイイですが ダルタニャンも行動的だなぁと思えて、良い♪ 下巻もいつか読みたいですね。

Posted byブクログ

2011/10/06

何よりも仲間との友情を大切にし、勇敢で行動力がある男たちがかっこいいです。ミレディーの悪女っぷりにはびびります。 (九大スタッフ)

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2011/09/01

巻頭に「はしがき」として物語の背景が説明されてゐて、訳注もある。が、角川文庫を読んでしまつた身には訳注はすこし煩はしく感じられる。「はしがき」はうまくまとまつてゐると思ふ。

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2010/07/19

アニメ・漫画でよく聞くワード「三銃士」の原点です。上下とも読みましたが、ざっくりいえば若者達の剣と誇りを賭けた冒険活劇といったところでしょうか! 主人公ダルタニアンの勇敢だけど無鉄砲ともとれる性格は熱血漫画の主人公に通ずるものがあるなと個人的に思ってます(ちなみに三銃士はダルタニ...

アニメ・漫画でよく聞くワード「三銃士」の原点です。上下とも読みましたが、ざっくりいえば若者達の剣と誇りを賭けた冒険活劇といったところでしょうか! 主人公ダルタニアンの勇敢だけど無鉄砲ともとれる性格は熱血漫画の主人公に通ずるものがあるなと個人的に思ってます(ちなみに三銃士はダルタニアンの仲間であって主人公ではない)。でもこの中で私が一番好きなキャラは三銃士の1人のアトスかなぁ。 …上編で一番好きなのはイギリスまで命がけで手紙を届けに行く話。その後散り散りになった仲間達と再会するエピソードも結構可笑しい。 一癖も二癖もある三銃士のメンバーも魅力的ですし、お話のテンポも良くて楽しめるので、何度もリメイクやパロディが作られる理由が分かります(^^)

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2010/07/08

最初、岩波文庫だし翻訳だしすごいムズカシーのかなと思って読み始めたんですがとんでもないー、まるでラノベのように(と言っては双方に失礼かもですが)すいすい読めますー。時代背景とか勉強する必要まったくないです、読みながら察する程度で問題なし。ある意味すごいなーと。 2009/6/...

最初、岩波文庫だし翻訳だしすごいムズカシーのかなと思って読み始めたんですがとんでもないー、まるでラノベのように(と言っては双方に失礼かもですが)すいすい読めますー。時代背景とか勉強する必要まったくないです、読みながら察する程度で問題なし。ある意味すごいなーと。 2009/6/24(水) 読了

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2009/12/12

読み易いけど、岩波の『モンテクリスト伯』の訳の方が好きかな。 意外とお金に苦労したり、間抜けな感じのある三銃士とダルタニャン。 これからの展開が気になります。

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2011/09/28

田舎から出てきた貴族のダルタニャン。パリに向かう途中、父親がしたためてくれた手紙が盗まれた。手紙を盗んだ謎の男と親しげにする謎の女。ダルタニャンの将来を左右する出会い。権力争い、陰謀、恋愛いろいろな要素を盛り込んであります。話の筋が見えてきたと思ったら、またもつれて下巻に突入。脇...

田舎から出てきた貴族のダルタニャン。パリに向かう途中、父親がしたためてくれた手紙が盗まれた。手紙を盗んだ謎の男と親しげにする謎の女。ダルタニャンの将来を左右する出会い。権力争い、陰謀、恋愛いろいろな要素を盛り込んであります。話の筋が見えてきたと思ったら、またもつれて下巻に突入。脇役にまで細かい配慮がなされていて隙がない。う〜ん、ミレディーが気になる。

Posted byブクログ