1,800円以上の注文で送料無料

オセロウ の商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

シェイクスピア四大悲…

シェイクスピア四大悲劇の1つ。妻の不貞を部下の話により疑い、自らの手で殺めてしまう愛の悲劇を描く。

文庫OFF

四大悲劇の一つ。嫉妬…

四大悲劇の一つ。嫉妬の悲劇である。もともと嫉妬というのは我々の心の最も酸性な部分の一つである。そしてこの感情にとり憑かれると、イアーゴウの言うように、ほんの小さな、どうでもいいことが動かぬ証拠のように見え出す。

文庫OFF

 シェイクスピアの四…

 シェイクスピアの四大悲劇の1つ。凄まじいまでの「嫉妬」を主題としている。 類稀なる策略と、激しいまでの嫉妬の嵐。 細かいことをいえば、できれば訳注ではなく脚注にして欲しかった。 個人的にはシェイクスピア作品の、洒落た言い回し(その多くは嫌味的だが)が、ハムレットに比べれば少ない...

 シェイクスピアの四大悲劇の1つ。凄まじいまでの「嫉妬」を主題としている。 類稀なる策略と、激しいまでの嫉妬の嵐。 細かいことをいえば、できれば訳注ではなく脚注にして欲しかった。 個人的にはシェイクスピア作品の、洒落た言い回し(その多くは嫌味的だが)が、ハムレットに比べれば少ないのが残念。 けれども、随所でやはりそれが光っている。 何はともあれ、なかなかおもしろく、また200頁ほどしかなかったのですぐに読めた。

文庫OFF

妻のことを疑い、自滅…

妻のことを疑い、自滅していく主人公。重く皮肉な設定が面白いです。

文庫OFF

2020/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オセロウが抱いた嫉妬の念は自分の身にも覚えがあるものだった。我が身を振り返らずに読んだならば、オセロウは愚かな人物として自分の目に映ったのかもしれない。しかし、もし自分がオセロウだったならばと考えた時、恐怖に似た感情が心の内に湧き上がってきた。 シェイクスピアは人の繊細な心を完璧に描き出すことができていた。感服である。

Posted byブクログ

2018/10/14

世界最高峰悲劇作家シェイクスピアの四大悲劇の一つ「オセロウ」。 男女の間の愛の悲劇の物語。 今から約400年前に上演されて今尚残り続けている物語だ。 トリスタン・イズー物語を連想させる魔女の薬の話が盛り込んである。 シェイクスピアももちろんのことながら、世界最古の恋愛小説と...

世界最高峰悲劇作家シェイクスピアの四大悲劇の一つ「オセロウ」。 男女の間の愛の悲劇の物語。 今から約400年前に上演されて今尚残り続けている物語だ。 トリスタン・イズー物語を連想させる魔女の薬の話が盛り込んである。 シェイクスピアももちろんのことながら、世界最古の恋愛小説と言われるそれを読んだのだろう。 素晴らしい名著。

Posted byブクログ

2018/08/05

いわゆるシェイクスピア4大悲劇の1つ。 シェイクスピアの悲劇の中でも、とりわけ主人公が悲劇的な作品である。というのも、主人公オセロウの言動に何ら起因することなく、純粋に外的な悪意――ここでは、彼の旗手(部下)の策略のことであるが――によって、彼は疑心暗鬼に陥り、最愛の妻をその手...

いわゆるシェイクスピア4大悲劇の1つ。 シェイクスピアの悲劇の中でも、とりわけ主人公が悲劇的な作品である。というのも、主人公オセロウの言動に何ら起因することなく、純粋に外的な悪意――ここでは、彼の旗手(部下)の策略のことであるが――によって、彼は疑心暗鬼に陥り、最愛の妻をその手で殺害することになってしまう。 間違いなく旗手がキーパーソン。同時に作中で最も謎の多い人物でもある。上司であるオセロウを罠に嵌めようと暗躍し、他人を利用して切り捨てるなど手段も選ばないものの、彼をそこまで駆り立てる動機については不明。彼の口から言及はされるものの、彼の煙に巻くような話術のせいもあり、本心だとはとても思えないのだ。 演劇には疎いが、きっと旗手をどう演じるかは一つのポイントなのであろう。ぜひ演劇でも見てみたい。

Posted byブクログ

2017/08/07

シェイクスピアの四大悲劇の一つ。かわいそうなデズデモウナ!劇中の言葉にもありましたが、人間の嫉妬って疑いから生じるのですね。人を愛するがゆえの嫉妬が生む悲劇は、誰も幸せにしないのであるなあ。

Posted byブクログ

2016/02/15

何回読んでも、イアーゴウは頭が切れて、嫌なヤツだなって思う。そしてロダリーゴウはあまりにも愚かで、オセロウは素直すぎる。

Posted byブクログ

2015/09/22

初シェイクスピア日本語訳。 ストーリーは言わずもがなだが、菅さんの注釈/解釈がとてもおもしろい。 人の感情コントロールって何世紀も進歩してないんだなあと思うと絶望的。抗わず、自由奔放に生きるのも今なら許されるか。

Posted byブクログ