セリーヌの作品(第10巻) の商品レビュー
全方位射撃。きっとこの人は右翼でも左翼でもなく、体制派でも貧困層の味方でもないんだろうな。この精神性が夜の果てへの旅を書かせたのか〜という感じ。とはいえペンネームであるセリーヌは祖母の名前というところで、おばあちゃん子だったのかな、とか温かい想像も膨らむ。「世の全てを呪った作家」...
全方位射撃。きっとこの人は右翼でも左翼でもなく、体制派でも貧困層の味方でもないんだろうな。この精神性が夜の果てへの旅を書かせたのか〜という感じ。とはいえペンネームであるセリーヌは祖母の名前というところで、おばあちゃん子だったのかな、とか温かい想像も膨らむ。「世の全てを呪った作家」と言われつつ、根底には人間への信頼があったのかもしれない。 追記。このシリーズは装丁がかなり良い。
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