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活動寫眞の女 の商品レビュー

3.6

45件のお客様レビュー

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2009/10/04

2009年7月16日読了@スタバの隣のサンドイッチ屋さん。 よくできた話だが、青春小説の若さとファンタジー性が今の私の状態では受け入れづらかった。 また、京都に行くのがちょっと怖くなった。

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2009/10/04

浅田次郎のノスタルジック幽霊小説。 日本の映画史に関するウンチクが非常に詳しく書かれていて、映画好きなら面白いと思う。 詳しくない人には、どこまで史実でどこから虚構かよくわからない。

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2011/09/26

昭和40年代の京都が舞台の、斜陽の「カツドウ屋」たちの古き良き時代の物語を絡めた、不思議な雰囲気の青春ストーリー。とくに映画好きではないですが、作中の日本映画の黎明期から全盛期にかけての活気ある雰囲気は、それなりに興味深く面白かったです。んで、私のような映画シロウトが読むと、どこ...

昭和40年代の京都が舞台の、斜陽の「カツドウ屋」たちの古き良き時代の物語を絡めた、不思議な雰囲気の青春ストーリー。とくに映画好きではないですが、作中の日本映画の黎明期から全盛期にかけての活気ある雰囲気は、それなりに興味深く面白かったです。んで、私のような映画シロウトが読むと、どこまでが虚構でどこからがホンモノ映画史なのか、とんとわかりません。舞台の京都の描写も、ちょっと盛り込みすぎな感じはありましたが、雰囲気出してて良かったです。浅田センセ、江戸言葉だけではなく京都言葉も巧みに活字にしてますね。う〜ん、すげぇ。しかし、氏の作品ラインナップの中で見ると、この作品イマイチ存在感が薄いかも・・・。悪くはないのですが・・・。

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2009/10/04

映画がテレビに変わろうとする昭和44年の京都が舞台。 学生運動で東大入試が中止になり、京大文学部に入った主人公。 言葉、雰囲気などで京都になじめず、映画館通いをしていたところ、京大医学部の学生と知り合う。 彼から撮影所でのバイトを紹介してもらい、エキストラのバイトをしたことがキッ...

映画がテレビに変わろうとする昭和44年の京都が舞台。 学生運動で東大入試が中止になり、京大文学部に入った主人公。 言葉、雰囲気などで京都になじめず、映画館通いをしていたところ、京大医学部の学生と知り合う。 彼から撮影所でのバイトを紹介してもらい、エキストラのバイトをしたことがキッカケで、とある女優に出会う。 が、しかし、彼女は映画が活動と言われていた頃の人で、もう亡くなっていた。 医学部生の生い立ち。女優の生い立ち。映画の衰退。 なんだか寂しくなるような、そんな話。

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2009/10/04

『僕らの恋を、絵のように美しい一枚のスチールの中に、永遠に封じ込めてしまおうと思っていた。』 舞台が京都で、ゆっくりとした時間の流れがあった。幼稚園のころ、京都に住んでいた私としては、全然覚えてないながらにも、なんだか懐かしい会話のリズムと風景描写の流れに、少し安らぎを感じ...

『僕らの恋を、絵のように美しい一枚のスチールの中に、永遠に封じ込めてしまおうと思っていた。』 舞台が京都で、ゆっくりとした時間の流れがあった。幼稚園のころ、京都に住んでいた私としては、全然覚えてないながらにも、なんだか懐かしい会話のリズムと風景描写の流れに、少し安らぎを感じた。 物語としては、恋愛を軸にしたものになっているけれど、映画のことをかなり取り上げているので、大学で少し映画のことをかじってたしで、かなり、文化的に興味がわいたかんじだった。 でも、もしかしたら、浅田次郎の文章は私の趣味に合わないかも、と再認識。

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2009/10/04

ビバ浅田次郎。 ビバ青春。 私が浅田氏に心酔したきっかけの一作。 このラストも切なすぎて泣ける。 繰り返して読みたくなる。

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2009/10/04

読んでる最中、表紙のかえしに『写真・「祇園の姉妹」より』って書いてあるのに気付いてゾッとした。話中に、ほぼ女神化されて取り上げられている人物が、実在した人。フィクションだかノンフィクションだか分からなくなる。『僕』がまるで浅田次郎自身のようで、これは小説の体をしたエッセイなんじゃ...

読んでる最中、表紙のかえしに『写真・「祇園の姉妹」より』って書いてあるのに気付いてゾッとした。話中に、ほぼ女神化されて取り上げられている人物が、実在した人。フィクションだかノンフィクションだか分からなくなる。『僕』がまるで浅田次郎自身のようで、これは小説の体をしたエッセイなんじゃないのかと疑う。そのリアリティが、漠然としたホラーより、ひたりと寄り添ってくる寒々しさ。青春小説とは、呼べない。

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2009/10/04

浅田さんにしては珍しいホラー色で一杯のお話。一年前に徹夜して読んだので、内容はほとんど憶えてません笑。余談ですが、僕の父は装丁の舞妓を見るなり「怖い、怖い!」と縮みあがってました。

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2009/10/04

【2006.02.22.Wed】 昭和44年の京都を舞台に、かつての人々の娯楽を支えた映画がモノクロのまま、私たちの心に迫る。三谷薫が見たもの、感じたものは夢だったというのは簡単なことである。しかし、たとえ夢であってもそこに生きていた人々の心は確実に存在する。清家・早苗・そして夕...

【2006.02.22.Wed】 昭和44年の京都を舞台に、かつての人々の娯楽を支えた映画がモノクロのまま、私たちの心に迫る。三谷薫が見たもの、感じたものは夢だったというのは簡単なことである。しかし、たとえ夢であってもそこに生きていた人々の心は確実に存在する。清家・早苗・そして夕霞。それぞれが何かに取り付かれたように走り抜けていった。これはただの恋愛小説なんかではない。人間の存在意義と本質とを探る、いわば哲学書だ。これは浅田次郎から読者に対する本の問題提起に過ぎない。数え切れない色の群れが氾濫するこの世の中で、私たちは見つめるべき対象を少しずつ見失っているのかもしれない。この本によって、浅田次郎は忘れられたモノクロの世界をプレゼントしてくれたのではないだろうか?

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2009/10/04

この人がホラーを書くのかこうなるのかって思った。素敵な言い回しはあいかわらずだけどホラーとしては怖くはないと思うw

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