ぬしさまへ の商品レビュー
ますます目が離せない!
6つの短篇がおさめられた「しゃばけ」シリーズ第2弾。病弱な若だんなと「あやかし」たちが奏でる物語は、どこか切なく愛しい。人ならざるものたちも各々の個性(?)を発揮し始めて、ますます目が離せない!
midori
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アニメにもなっていた『空のビードロ』『仁吉の思い人』が入っていました。 色んな人が出てきて、短編の方が面白いかも。 『ぬしさまへ』 タイトルがよく分かりませんでしたが、仁吉がかなりモテることはよく分かりました。笑 女中のおさきはちゃんと自首すれば良かったのに…。 妖の濡女が気になりますね。 『栄吉の菓子』 栄吉のお菓子にもついにファンが!!と思ったら、既に亡くなっているという。 最後まで人をおちょくった食えない九兵衛さんでしたが、誰にも胸のうちを明かさず1人で亡くなったのかと思うと、ちょっと切ない気持ちになります。 栄吉に文句言って本音で会話するのが楽しい時間だったんだろうなと。 きっとあの世で栄吉の菓子職人への道を(文句言いながら)応援してくれているはず! 『空のビードロ』 アニメで観てたから松之助がいい人って知っていたけど、前作の小説だけ読んでいたらどんな兄さんなんだと不安になったはず。 桶屋、その後建て直しできたのか、与吉やおかねが心配。 『四布の布団』 正直に話すと怒られるだろうけど、黙って死体の場所移動させてるところ見られてしまった方が怒られると思う…。 一番の被害者は一太郎。 『仁吉の思い人』 愛している人とずっと一緒にいたいのに、ずっと一緒にいるのに一生好いてもらえないんだと気づいてしまった仁吉、切ない。 鈴君と仁吉がバチバチな話も読んでみたいですね。笑 『虹を見し事』 暗紅のいたずらと同じタイミングになって出てくるなんて、おまきタイミングが悪すぎるよ…。 松之助が好きだったんだし、きっと凄くいい子だったんだろうな。 一太郎の気持ちを聞いて、思いが通じないって分かったから櫛返しにきたのかなと思いました。 鳴家たちが3日以上、お菓子食べてないのが心配。笑
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第1巻のしゃばけとは異なり6遍の短編集。 相変わらずの虚弱体質長崎屋跡取り息子の一太郎はこの第2巻ぬしさまでも観察力、推理力を活かして事件解決していく。 印象的なのは3話の空のビロード。一太郎の腹違いの兄は奉公先で苦労しているが性根がよいところが良く表現されていて応援したくなる。...
第1巻のしゃばけとは異なり6遍の短編集。 相変わらずの虚弱体質長崎屋跡取り息子の一太郎はこの第2巻ぬしさまでも観察力、推理力を活かして事件解決していく。 印象的なのは3話の空のビロード。一太郎の腹違いの兄は奉公先で苦労しているが性根がよいところが良く表現されていて応援したくなる。 第6話は一太郎が誰かの夢の中に存在している(らしい)前提で映画のマトリックス並にややこしいのだが最後は悲しい結末。
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短編ってことで謎解きの部分は薄くなってしまってますが物語が面白いので良いですね(笑)栄吉の菓子を食って死人って(笑)これはつかみは良かったんですけどね(笑)良かったのは『空のビードロ』『仁吉の思い人』ですね(笑)まあどの話にも共通して言えるのは家鳴が可愛いってこと(笑)
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「ぬしさまへ」 火事の中死んだのは。 わざわざ手紙を書かせるだけでなく、その相手が自分の好いた相手だとわかると苦痛でしかないだろう。 これまで積み重なってきた嫌な思い出が、今回の出来事に繋がってしまったのだろう。 「栄吉の菓子」 博打付きな死人とは。 当人は普段から遊んでいる延...
「ぬしさまへ」 火事の中死んだのは。 わざわざ手紙を書かせるだけでなく、その相手が自分の好いた相手だとわかると苦痛でしかないだろう。 これまで積み重なってきた嫌な思い出が、今回の出来事に繋がってしまったのだろう。 「栄吉の菓子」 博打付きな死人とは。 当人は普段から遊んでいる延長線上でやっていたかもしれないが、巻き込まれた者は洒落にならないな。 常に体調が悪かったのであれば、医者に行ったりして見てもらうことはなかったのか。 「空のビードロ」 優しくしてくれる訳。 身分違いの相手を気に掛けてくれるのは嬉しいが、その本音を知ってしまったら嫌な気分になるだろう。 居場所も何もかも失った時だからこそ、気持ちが抑えることができなかったのだろう。 「四布の布団」 頼んだものとは違う。 確認を怠ったのか気付かなかったのも悪いが、きちんと支払いをしているのに商品が別だと問題だろう。 大きな声をわざと出しているなら兎も角、それが地声だと言われたらそれまでだろう。 「仁吉の思い人」 鈴の音に惹かれてた。 持っているのが本人だという確証がないのだから、下手に気を許し過ぎるのも危険だと理解しただろう。 長年待ち続けたことであったからこそ、余計に気持ちが先走ってしまったのだろうな。 「虹を見し事」 夢か現か幻の中かな。 最初から変だと思うことは沢山あったとしても、誰かが口を滑らせない限り全ての犯人は分からないな。 失ってから気付いても遅いが、次があれば後悔しないように前を向くしかできないな。
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しゃばけシリーズ第二弾。 前作よりも短編集としての趣きが強まった印象。 私はこちらの方が陰陽師シリーズみたいな感じで好き。 「空のビードロ」は若旦那一太郎の兄松之助のサイドストーリー。 「仁吉の思い人」は一太郎の兄や役の妖、仁吉の千年の時を超えた失恋物語。 「虹を見し事」での妖...
しゃばけシリーズ第二弾。 前作よりも短編集としての趣きが強まった印象。 私はこちらの方が陰陽師シリーズみたいな感じで好き。 「空のビードロ」は若旦那一太郎の兄松之助のサイドストーリー。 「仁吉の思い人」は一太郎の兄や役の妖、仁吉の千年の時を超えた失恋物語。 「虹を見し事」での妖たちの小芝居も見事。 そして全体を通して主人公の一太郎が徐々に大人になっていく様も良き。 続編が楽しみになりました^_^
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「空のビードロ」泣きました。 何気に読んでいたら、1巻に出てきた若だんなの兄さんだった。おりんちゃんには、私も騙されていた。人ってふとしたことで限界きたりする。振り切れた松之助を救ったビードロ。話の終り、若だんなの純粋な人間力と、松之助の今までの寂しさに涙。 「仁吉の思い人」仁吉...
「空のビードロ」泣きました。 何気に読んでいたら、1巻に出てきた若だんなの兄さんだった。おりんちゃんには、私も騙されていた。人ってふとしたことで限界きたりする。振り切れた松之助を救ったビードロ。話の終り、若だんなの純粋な人間力と、松之助の今までの寂しさに涙。 「仁吉の思い人」仁吉推しになった。 冒頭からすごく若だんなの調子が悪くて、思わす笑う。私は弥七にも騙されていた。 まさか仁吉さんがこんな一途な恋をしていたとは。千年とか、なんて気の長い‥。この先の千年もそのつもり!?切なすぎやん。ぎんさんを見る目が変わる。若だんなも関係者なのに、あっさりしてるし。仁吉、いい人すぎる。
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若だんなが活躍する中で、人間の仄暗い感情に焦点が当たった一冊。 初めて読んだのは学生のときで、社会人になって環境が変わると感じ方も違うと思った。 当時は「仁吉の思い人」でそうだったのか!という印象がとても強かったのを覚えている。 再読では「空のビードロ」の松之助の誰かの悪意でぷつりとしんどさが優ってしまうのも、それを引き留めるのが、ほんの些細なことだったり、誰かが自分を案じてくれる嬉しさも切なく身に染みる。 「虹を見し事」で後悔する若だんなは悪くないし、奉公人の気持ちを知らなくても心の中は覗けないのだから、自分を責める必要もない。 それでも身近な誰かの好意を精一杯受け止めて、供養しよう、成長したいと願う姿は切なく悲しくもどかしくて美しい。 切ない物語が多いので、四布の布団の楽しい終わり方が好き。
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読んだ!仁吉の想い人の話が切なくてウォーってなったけど、全体的に切なくてやるせない話が多かったなぁ…お兄ちゃんの話ぐらいじゃない?ハッピーエンド…なんか明るいけど切なさがあるところが良いなぁ、塩梅が…良かった次の話も楽しみ!
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ぬしさまへ 畠中恵 しゃばけシリーズ② ∞----------------------∞ 「ぬしさまへ」っていうタイトルも可愛いけど、私的には「びいどろ」とかでも良いなと勝手に思った。 「空のビードロ」は若だんなの異母兄弟である松之助の話だった。奉公先では辛いのは松之助だけではなかったけども、若だんなと比べると差がありすぎて。やっと2人が出会えたことが嬉しかった。松之助はホントに幸せになって欲しい。 「仁吉の思い人」も好き。仁吉の恋でもあり、若だんなの祖父母の出会いの話でもあった。千年の恋って普通には有り得ないけど素敵だなと思う。 そして「虹を見し事」。妖たちにめちゃくちゃ甘やかされてた若だんなだけど、突然兄や以外の妖が見えなくなって兄やも普通の接し方になって、なんだかさみしく思ってるのが可愛かった。妖たちがあんな態度とれるなんて、ちょっと考えられない。 2025/05/12 読了(図書館)
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