模倣密室 の商品レビュー
登場人物のおかげで、軽く読める密室短編ミステリ。密室って言っても本当にできるの???ってのもあるけど。
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(収録作品)模倣密室/北斗星の密室/つなわたりの密室/本陣殺人計画/交換密室/トロイの密室/邪な館1/3の密室
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もう、面白い密室は読めないのかもしれない。 既に多種多様なパターンが出尽くされ、そもそも密室にする意味合いまでなくなってしまった今日。まあ、そんなこともできるかもしれないな。などと思うくらいしか密室の存在意義は無くなってしまったのか。 疑問を感じることはあるけれど、小説としてではなく、一種のパズル的ゲームとして考えた場合、見えてくるものがある。 ちょっと、それはありえないよな。とか考えそうになる自分を押し殺し、ああ、こうくるわけね。と、自分の推理とのズレ、自分が作者だったらどうするか考えながら予想するゲームと置き換えてみれば非常に面白い。 ただ、そこまで考えつつも、冒頭の一作目以外はちょっとなあ。と思う気持ちを否定できないのが残念。
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まあまあですね。 密室もののパロディ。 作品中にもあるように「密室なんて古い」。 わざわざ密室にする必要があるのか、を逆手にとって、いろいろな密室を設定している。 ディクソンカーや横溝正史へのオマージュになっているので、それらも読んでみるといい。
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密室殺人と見るや、ひゃっほうと喜びいさんで出張る警部さん。こんな人がいてもいいでしょうね、フィクションだもの♪国内、外のクラッシックな密室ミステリが元ネタになってるので、ミステリ好きの心をくすぐられます。
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面白くなかったわけじゃないけど… 短編で推理もの、それも密室しばりとなると、ちょっとあわただしくてやっつけな感じ?
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「模倣」というからには、元ネタがあるんだろうなあ。「本陣殺人計画」しか分からなかったけれど、これはかなり爆笑もの。「本陣殺人事件」のトリックは、たしかに字面で見ると分かりにくいし、「本当にうまくいくのか?」と疑問に思ってしまうけれど。それがこういうことになってしまうとは……。けっ...
「模倣」というからには、元ネタがあるんだろうなあ。「本陣殺人計画」しか分からなかったけれど、これはかなり爆笑もの。「本陣殺人事件」のトリックは、たしかに字面で見ると分かりにくいし、「本当にうまくいくのか?」と疑問に思ってしまうけれど。それがこういうことになってしまうとは……。けっこう皮肉。 「トロイの密室」がいちばん面白かったかな。黒星警部の出番がないのだけれどね(笑)。
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