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壮烈拉孟守備隊 の商品レビュー

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2014/07/09

拉孟、騰越、ミートキーナ、平戞の戦いが コンパクトにまとめられていて 読みやすかった。 その思想の底流に 『全滅の思想』があるとして、 最終章にまとめてある。 玉砕 を 全滅の思想に  置き換えただけであるような気もするが、 こうやって きちんと評価することは、 重要なことだと...

拉孟、騰越、ミートキーナ、平戞の戦いが コンパクトにまとめられていて 読みやすかった。 その思想の底流に 『全滅の思想』があるとして、 最終章にまとめてある。 玉砕 を 全滅の思想に  置き換えただけであるような気もするが、 こうやって きちんと評価することは、 重要なことだと思う。 戦略や戦術に対して不服も言わず その限られた条件の中で 徹底して戦うという姿勢は とても大切である。 拉孟の戦いは 金光少佐のもつ 人間性。 そして、その先頭に立って、戦う姿勢が 部下たちを取りまとめた。 ミートキーナの戦いは 人事に対する思惑があり 辻政信の恣意的な人事と命令が 日本軍としては微妙な戦い として記されることになった。 戦争は 多寡だけで 論じることはできない。 そのことを 筆者は 語ろうと苦労している。 労作である。

Posted byブクログ