1,800円以上の注文で送料無料

緑の午後 の商品レビュー

3.5

89件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

単身赴任から新しい家…

単身赴任から新しい家族と共に帰郷した父、そして妹の誕生。また花村家の両親も近く戻ることに・・・大きな周りの環境の変化がショーリの心に複雑な影を落とします。マネージャーのりつ子とも関係修復を図り、仲直りしたかれんとの関係も一歩進めていきたいところです。番外編の丈の恋物語も必読ですよ...

単身赴任から新しい家族と共に帰郷した父、そして妹の誕生。また花村家の両親も近く戻ることに・・・大きな周りの環境の変化がショーリの心に複雑な影を落とします。マネージャーのりつ子とも関係修復を図り、仲直りしたかれんとの関係も一歩進めていきたいところです。番外編の丈の恋物語も必読ですよ。

文庫OFF

本編より番外編です。…

本編より番外編です。読むたびにどんどんイメージが膨らみます。

文庫OFF

シリーズで読みたい

さわやかでピュアな恋愛を描くシリーズ第5作。じれったいけど穏やかな恋に、不穏な翳りが?勝利に想いを寄せる星野に対し、勝利が告げた言葉は……。星野との関係は後々まで引っ張りそうな予感もして、目を離せません。

abtm

2024/08/25

今回もさくっと読めちゃいました! 星野りつ子ちゃんとショーリの関係も落ち着いて良かった(のか?!笑 なんか今後ありそうだけど…) 果たしてショーリは一人暮らしする決心を次で決めるのか?!続きも気になります。 サイドストーリーの丈のお話しはとてもおもしろくて良かったです(^O^)

Posted byブクログ

2024/04/16

「DOES YOUR MOTHER KNOW」 誤解を解くために会う。 今までとは違ってしまったとしても、今後も友人として仲良くしていくには話し合いはすべきだろうな。 「DON'T TELL ME YOU LOVE ME」 新しい家族とは住まず。 色々な問題はあるだろ...

「DOES YOUR MOTHER KNOW」 誤解を解くために会う。 今までとは違ってしまったとしても、今後も友人として仲良くしていくには話し合いはすべきだろうな。 「DON'T TELL ME YOU LOVE ME」 新しい家族とは住まず。 色々な問題はあるだろうが、それを避けて通る道を選ぶのではなくて立ち向かうべき時なのではないか。 「BRIDGE OVER TROUBLED WATER」 茶化した言葉ではなく。 冗談で言ってるのだろうと思われるようにしていたのは、もしもの時の逃げ道を確保していたのだろう。

Posted byブクログ

2023/12/21

シリーズ第五弾。勝利は星野りつ子にかれんとの関係をうちあける。勝利の父・正利が再婚相手・明子とともに帰京し、間も無く女児を出産する。勝利の妹、綾乃の誕生である。携帯電話を買ったり、一人暮らしの計画をたてる勝利だが、かれんとの間に進展は無し、、、まあまだ5作目だから仕方ないか。番外...

シリーズ第五弾。勝利は星野りつ子にかれんとの関係をうちあける。勝利の父・正利が再婚相手・明子とともに帰京し、間も無く女児を出産する。勝利の妹、綾乃の誕生である。携帯電話を買ったり、一人暮らしの計画をたてる勝利だが、かれんとの間に進展は無し、、、まあまだ5作目だから仕方ないか。番外編で丈の恋バナあり。

Posted byブクログ

2023/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2人の関係はまずまず良好なのかな?ショーリの一人暮らし決断は吉と出るか凶と出るのか、いつもと変化を付けることで今まで見えてきた局面が見えてくると思うので同じ屋根の下で暮らす事の有り難さに改めて気づくのかな? 星野りつ子はあんなに素敵な子なのに報われない感じが可哀想だけどこの手の物語にはありがちな立ち位置だな。次回作以降もいい人と巡り会えるよう応援したくなる! これは余談だがショーリと星野が両想いな世界線も見てみたい。

Posted byブクログ

2023/08/18

2023.8.18 本編はいつも通り楽しく読ませて頂いた。文庫版の村山さんの戦争についてのあとがきが心を打つものがあった

Posted byブクログ

2023/12/24

あいかわらず、物語に入り込めるのでスイスイ読める。今回は緑の午後というタイトルが浮き出てくるような感覚だった。特別なものは何もない、ほっこりした幸せ。文字だけで同じ感情を得られる不思議な感覚。小説の大好きなところ。あとがきの戦争に関する意見も興味を持った。村山由佳さんの意見に激し...

あいかわらず、物語に入り込めるのでスイスイ読める。今回は緑の午後というタイトルが浮き出てくるような感覚だった。特別なものは何もない、ほっこりした幸せ。文字だけで同じ感情を得られる不思議な感覚。小説の大好きなところ。あとがきの戦争に関する意見も興味を持った。村山由佳さんの意見に激しく同意する。

Posted byブクログ

2023/05/12

いつもさらっと読みたくて手に取るけど、ふんわりした雰囲気の中に刺さる出来事や言葉が現れる。ずっと幸せな雰囲気でいたいのに、突然現実に突き落とされる。 人間観察と心情描写がリアルだなぁと思う。本当に男の子が考えていそうな。作者はどちらかと言うと男目線の方が得意なのかも。 勝利くん...

いつもさらっと読みたくて手に取るけど、ふんわりした雰囲気の中に刺さる出来事や言葉が現れる。ずっと幸せな雰囲気でいたいのに、突然現実に突き落とされる。 人間観察と心情描写がリアルだなぁと思う。本当に男の子が考えていそうな。作者はどちらかと言うと男目線の方が得意なのかも。 勝利くん、家事もできるし年下だからって甘えてくる訳じゃなく、これまではいいなあと思っていた。けど自分に置き換えると、年下から「お前」と呼ばれたり、まるで年上かのような物言いをされるのは嫌かもしれない。見せかけの頼りがいはいらない。かれんだから合っているんだろうけど。 それより、かれんがいるのにりつ子のことを気にかけ過ぎているのが気になる。 りつ子の体調を気にかけるのは勝利本人じゃなくて良いし、りつ子に望みを持たせるようなどっちつかずの態度は良くない。それは優しさじゃないし、むしろかれんが知ったら傷つけてしまう。 かれんに釣り合うような男になりたいと思っていながら、それどころかすごく不安にさせる行動を取っている。 まぁこんな若い男の子が5歳年上の女性を完全に安心させるなんてことは難しいだろうけど。 かれんからしたら、ただでさえ同級生の勝利とりつ子の関係に気後れするだろうに、はっきりしない勝利にますます不信感が募りそう・・・そんな終わり方だった。 自分が助けたい相手、優しくしたい相手、の優先順位を間違えないようにしないと、と考えさせられた。八方美人は大切な人を傷つける。 勝利はまだこれから学んでいくんだろうし、大学生にしては真面目で大人だと思うけど。 私は村山さんのあとがきを楽しみにしていて、むしろあとがきの方が読みたいぐらいで、今回も特に読み応えがあった。 こんなに思考力がある人が、戦争について語っている。とても興味深い。 お父さんがシベリアで捕虜になったそうで、記憶ではものすごく過酷で日本人が次々と亡くなったあのシベリア抑留かと思うとゾッとするし、そのお父さんが生きて日本へ戻ってこれたからこそ、そして私の先祖も生き延びてくれたからこそ、今、戦争の無い世界でこの小説を読めている訳だから、平和って本当に尊いし、当たり前ではない。 この文庫が発売された2003年から20年近く経っても、企業も政治も〈想像力欠如おじさん〉が日本を牛耳っているし、今でも夜明けは全く見えないけれど、もっと若者が自分の未来について考えても良いし、必ずおじさんが引っ張っていく必要もない。 とは言えお金も希望も無い今の若者が将来に期待するのも難しいかもしれないが、せめて政治に関心を持つぐらいはしないと、〈おじさん〉にお金も未来も奪われてしまうかもしれない。 私も多数派に流されることなく自分の目を養って、物事を見たり判断したいと思っている。 ずっと多数派を選び続けていると、中身は空っぽのままで、物事を客観視できないような人になってしまう。 多数派の意見と、正しいことはイコールではない。勝つことと正しいことはイコールではない。 確かに歴史を見れば明らかだ。 20210625

Posted byブクログ