1,800円以上の注文で送料無料

恋愛自由市場主義宣言! の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/04

岡田斗司夫の本は、一度タイトルのインパクトにつられて「30独身女どうよ!?」を読んで以来、愛読している。 その後、「フロン」と「結婚ってどうよ!?」も読みました。 そして今回はこの「恋愛自由市場主義宣言!」 相変わらず、岡田斗司夫の説く、恋愛や結婚について語られている。内容的...

岡田斗司夫の本は、一度タイトルのインパクトにつられて「30独身女どうよ!?」を読んで以来、愛読している。 その後、「フロン」と「結婚ってどうよ!?」も読みました。 そして今回はこの「恋愛自由市場主義宣言!」 相変わらず、岡田斗司夫の説く、恋愛や結婚について語られている。内容的には、他の著書ともダブる部分があるものの、今回はタイトル通り「恋愛自由市場主義」に焦点を絞ってある。 岡田本には常に出てくる「オンリーユー・フォーエバー」の恋愛、結婚は既に滅亡している。 今や、恋愛市場は誰でも恋愛を楽しめる、または楽しまないタイプがいてもいい、と言う「自由」な市場である。 だから結婚やオンリーユー・フォーエバーにとらわれずに、恋愛を自由に選択できるのだ・・と。 この中で私が印象に残っているのは「ラブ度」とのこと。もうこの人のため死んでもいい!という人がいることをラブ度100とすると、常にこういう恋愛を求める人もいれば、そうでない人がいる・・・と。 それぞれの「ラブ度」にあった恋愛を楽しめばいいのに、オンリーユー・フォーエバーの思想に惑わされ、結婚するならラブ度100のオンリーユー・フォーエバーな人!と求めるので、恋愛自由市場とのギャップがどんどん開いていってしまう。 私自身はラブ度はかなり低いと思う。でも世の中はそういう人は「ちょっとおかしい」と見られる傾向もあるし、高くなければダメなんだろうか・・と思ったりもした。 私ももし、ラブ度100の完璧な人を求めていたら、結婚できていなかったと思うし、ラブ度が低そうだというのはうすうす気づいていたので、それならばずっと独身というのもありだな、と考えていた。 言い方を変えれば、発想の転換をしたら、結婚につながった、という感じ。 そういう点でもつながるが、この本の内容は、共感できる。 重要なのは、まず「現実を知る」って事、そしてその上で「自分の立ち位置を考える」ということだと思うのだ。 「現実から目を逸らす」人が多いのは事実。 この本も、話を分かりやすくするためか、極端な例もたくさん出てくるので、それに拒否反応を示す人はいると思う。でも「現状分析」はすごく的確だと思う。だから女性の方には過激な部分は話半分に聞いておいて欲しい。 現実と幻想とのギャップで苦しんでいる人に、読んで、是非気づいてもらいたいと思う。 ちなみに私は「過激」と表現したが、他の男性にとっては「当たり前」の話らしい。それはそれでカルチャーショック! なので、男性/女性、既婚/独身とも是非よんでみて欲しい本です。

Posted byブクログ