先憂後楽 の商品レビュー
戦後復員し、31歳で黒川村村長に就任した著者が 半世紀近い仕事を振り返った本である。 2003年の発行。 先に奇跡を起こした村のはなしを読んで、興味が 湧いたため、当の村長の著書を、ネットの古本屋 で購入しました。 奇跡を起こした村のはなしでは書かれていない事 が...
戦後復員し、31歳で黒川村村長に就任した著者が 半世紀近い仕事を振り返った本である。 2003年の発行。 先に奇跡を起こした村のはなしを読んで、興味が 湧いたため、当の村長の著書を、ネットの古本屋 で購入しました。 奇跡を起こした村のはなしでは書かれていない事 が書かれていて、興味深いのですが、地域づくり の秘訣を知りたいという視点で読むと、物足りな いかもしれません。 著作としては、奇跡を起こした村のはなしの方が 面白いです。 本書は、荒削りですが、村長の熱意が伝わってき ます。むすびを読むと、著者は平成の合併に否定 的で、今後の村政に意欲的ですが、惜しむらくは、 2003年7月28日に病死してしまいます。 その後、黒川村は合併の道を選択しますが、伊藤 村長だったら、どのような選択をしたか、興味深 いものがあります。
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