「神田川」見立て殺人 の商品レビュー
まず表紙がハイカラで…
まず表紙がハイカラです。登場人物が変な名前という点以外は、著者としては普通のミステリだがよく考えると世間一般的にはこれでも変なミステリ。ジャンル的にはユーモアミステリかな。
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稀代のトリックメーカ…
稀代のトリックメーカーである著者が、歌謡曲の見立て殺人に挑戦しています。笑えますよ。
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昭和の名曲の見たて殺…
昭和の名曲の見たて殺人、そしてぶっとんだマグレ警部が歌う。このワンパターンだけで9つの連作短編が描かれている。鯨さんにしか描けないユーモアミステリィ。
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連作短編集です。歌を…
連作短編集です。歌を歌いながら颯爽と登場する、ちょっと(かなり?)変わっているマグレ警部。このキャラが大好き。相棒の谷田貝刑事も良い味を出していますね。軽やかに事件を解決するマグレ警部だけれど、その推理は“こじつけ”と言っても過言では無いでしょう。そして、マグレ警部が披露する超能...
連作短編集です。歌を歌いながら颯爽と登場する、ちょっと(かなり?)変わっているマグレ警部。このキャラが大好き。相棒の谷田貝刑事も良い味を出していますね。軽やかに事件を解決するマグレ警部だけれど、その推理は“こじつけ”と言っても過言では無いでしょう。そして、マグレ警部が披露する超能力・超常現象に対する数々の薀蓄。まさに鯨ワールド炸裂といった感じです。正統派ミステリがお好きな方にはオススメ出来ない…かも。私は好きですけど。
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「神田川」「手紙」「…
「神田川」「手紙」「別れても好きな人」「四つのお願い」「空に太陽があるかぎり」「勝手にしやがれ」「ざんげの値打ちもない」「UFO」「さよならをするために」の70年代歌謡曲9曲に見立てた見立て殺人を解決する短編集。ギャグを前面に押し出して推理はおまけみたいな作品だったんですが、どう...
「神田川」「手紙」「別れても好きな人」「四つのお願い」「空に太陽があるかぎり」「勝手にしやがれ」「ざんげの値打ちもない」「UFO」「さよならをするために」の70年代歌謡曲9曲に見立てた見立て殺人を解決する短編集。ギャグを前面に押し出して推理はおまけみたいな作品だったんですが、どうせやるなら、もっとギャグを前面に押し出すべきだったような気がします。この作品を楽しめなかったのは、自分が70年代の歌謡曲や時代背景に疎いせいも
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見立て殺人。それは被害者をわらべ歌、童謡、詩などの内容になぞらえて殺す殺害方法で、推理小説の世界ではおなじみの状況だ。 マグレこと間暮警部が数々の事件を「見立て殺人」と断定し、解決していく推理小説、いやこれは絶対に「ギャグ推理小説だ」 見逃しがち(とわたしがおもっているだけか...
見立て殺人。それは被害者をわらべ歌、童謡、詩などの内容になぞらえて殺す殺害方法で、推理小説の世界ではおなじみの状況だ。 マグレこと間暮警部が数々の事件を「見立て殺人」と断定し、解決していく推理小説、いやこれは絶対に「ギャグ推理小説だ」 見逃しがち(とわたしがおもっているだけかもしれないが)推理小説部分の展開は悪くない。それぞれは短い構成だが、きちんと筋道が立っている(当たり前だ)。 しかし、事件を解決(に導いているように見える)しているのは必ず現れる間暮警部と谷田貝美琴刑事だ。1960年代、70年代の歌謡曲をろうろうと歌い上げる。ちょっとだけかましているのは拍手の要求とかも予定調和というか、水戸黄門の入浴シーンみたいなもの?ストーリーが方にはまっていて、展開も決まっていて、テーマは異なるという、これはなんというかゴレンジャーから連なる戦隊ものというか、やっぱり水戸黄門あるいは木曜ゴールデン劇場のような、型が決まっているが(きまっているからこそ)面白いというアレだ。 マグレの推理理由も、決まって殺害理由は宇宙人や超能力者の仕業になっているところがよい。「なんだこの展開は?」と戸惑いを覚えつつ、結局はぷぷっと笑うしかない展開、本当によく組み立てられているのです。 これは絶対に月9的なテレビドラマにすべきだ。マグレになりそうな俳優は結構いそうだ。 そして、この小説の真の主人公はひかるであって、ひかるにこそきらりと「光る」若手の女優を当ててほしい! とまあ、そんな妄想が広がる面白いタイプのギャグ推理小説であった。
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複数の事件を間暮(マグレ)刑事が歌謡曲の「見立て殺人」として解決していく。 連作の形をとっているが、最後まで間暮刑事の能力は本物なのかマグレなのかよくわからなかったし、捜査に入ってすぐに犯人を特定してしまうのはちょっと物足りなさを覚えた。
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ギブです。 正確に言うとギブアップ。 英語だとGIVE UP! 言い直したところでなんてことないですが。 最近仕事が忙しく帰宅時間が遅かった上に、読書時間をミクシィに奪われ…(笑) もともと苦手な短編集ということもあり…。 言い訳が並びましたが、要はさっぱり読み進め...
ギブです。 正確に言うとギブアップ。 英語だとGIVE UP! 言い直したところでなんてことないですが。 最近仕事が忙しく帰宅時間が遅かった上に、読書時間をミクシィに奪われ…(笑) もともと苦手な短編集ということもあり…。 言い訳が並びましたが、要はさっぱり読み進められませんでした。 オレ、かなり偏食ならぬ偏読なんです。 好き嫌いが激しいわけじゃないんですけど、面白いと思ったらその作家ばかり片っ端から読んでいくみたいな。 中高生の頃の内田康夫さんから始まり、村上春樹さん、村上龍さん、岡島二人さん、よしもとばななさん、島田荘司さん、綾辻行人さん、折原一さん、東野圭吾さん、森博嗣さん…きりがないですね。 鯨統一郎さんもその中の一人で、この人の場合は前にも書きましたが、とにかく最初に読んだ「邪馬台国はどこですか?」が抜群で…。 それから…ま、いいや、詳しいことは『オレンジの季節』の日記を読んでください…タグが使えないのは不便ですね。 そんなわけで、次に読む本もたくさんあるし、とりあえずギブアップということで。 鯨統一郎さんの本で「邪馬台国はどこですか?」以外でオススメの本があったらぜひぜひ教えてくださいね。 その他の作家さんのものもぜひお願いします。
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