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ユーモアのレッスン の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2016/01/31

多くの著書で有名な外山滋比古先生の一冊。 国内・国外を問わず多くのユーモアあふれた名言をその背景と共に紹介されています。 ユーモアには知性が求められるというわけで、なかなかセンスの良いユーモアをタイミングよく繰り出すまでの道のりは険しいように感じました。 これからも、当分下ネタあ...

多くの著書で有名な外山滋比古先生の一冊。 国内・国外を問わず多くのユーモアあふれた名言をその背景と共に紹介されています。 ユーモアには知性が求められるというわけで、なかなかセンスの良いユーモアをタイミングよく繰り出すまでの道のりは険しいように感じました。 これからも、当分下ネタあたりでお茶を濁すことになりそうな私です。 付箋は11枚付きました。

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2014/10/26

ユーモアは言葉の教養。 ユーモアを理解するには教養が必要。 新しいアイディアを掴んだ人は誰でも変人になる。その考えが成功するまでは。 ユーモアは国境を超えない。教養の境界は国境ほどにはっきりしないから、あまり注意されることもない・

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2013/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ユーモア」とは、当事者と傍観者の違いから生まれる笑いであり、外国語の壁を越えて伝わることは難しく、論理を超越する、ことばの教養、らしい。 46~47頁の島(英国・日本)と大陸(フランス・ドイツ等)の違いの考察は面白かった。海に隔てられている島では言葉が”成熟”して、「あいまいさ」や「ユーモア」が発達したと。それは例えば、細かい部分が崩れる・風化するという形で英語の文法にも表れているという。一方で、大陸の言葉(ドイ ツ語やフランス語)は文法の面で細かい規則が守られていて、「論理の整合性を重視」するという。 「ツーカーの仲」、果ては「以心伝心」なんていう言葉もある日本語は、フランス語や英語に比べると「あいまいさ」が目立つように思えて、少し前まで「日本語はあいまいな言語だ!論理的じゃない」などと考えていた自分にとって、この視点は新鮮だった。 以下は引用・メモ。 *** 「ユーモアを解するには、頭をはたらかせる必要がある。ことばの感覚が洗練されていないと、ユーモアをつくり出すのはもちろん、うけこたえもできない。笑うこともできないのである。こどもに通じないのはそのためである。笑いというものは高級なものである。」94頁 「もの真似で始まったスピーチ文化である。だいいち、三分を超えるのは異常だということすらご存知ない。すくなくとも一度はみんなの笑いをさそうような目玉がなくてはいけないことなども夢にも思わない。」スピーチとスカート 119頁 渡部陽一さんを思い出した。ことばの意味や内容ではなく「話し方」によるユーモア。「間どり」137頁

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2013/05/02

レッスンというよりも,ユーモアの具体例を紹介してくれている。そもそも,ユーモアは洗練された言葉の上に成り立つものだから,一朝一夕で習得できるものではありません。

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2012/10/14

はじめにユーモアの語源について、あとはおもしろいユーモアの紹介集といったところ。はじめてきく話ばかりでおもしろかった。

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2012/09/12

あまりユーモアの得意でない自分が、本書を読むと劇的にユーモアの達人になれるのではないかと期待して購入。ノウハウ満載、とワクワクして読み始めたものの、その期待は見事に裏切られた。 が、そいういう目的で書かれたものではない事が読み進むにつれて判明。レッスン、というよりは本書から自分で...

あまりユーモアの得意でない自分が、本書を読むと劇的にユーモアの達人になれるのではないかと期待して購入。ノウハウ満載、とワクワクして読み始めたものの、その期待は見事に裏切られた。 が、そいういう目的で書かれたものではない事が読み進むにつれて判明。レッスン、というよりは本書から自分で発見しろ、ということか。 なぜイギリス人がユーモアが、しもブラックジョークがうまいのかが、よくわかった。それはヨーロッパでも島国だったから。閉鎖的な環境では言葉が洗練され、暗黙知が伝わりやすい。ユーモアやジョークは共通の理解がないと伝わらない。たとえば例が出ているが、ある女性の生き方の講演会で後援者が「老婆は一日にしてならず」と言ったとたんに爆笑の渦に包まれたと。これは「ローマは一日にしてならず」という言葉を知っていないと笑えない。 島国は狭い空間で共通認識が深まるのでひねったジョークが伝わりやすい。海外に行ってディナーでみんなが笑っているのに自分が笑えない事はよくある。英語がわからないのが本当かもしれないけど、時事的な常識が共有されていないからだと思う。 背景的には日本も島国でジョークが洗練されているはずだ。その最たるものが川柳だろう。 様々なユーモアやジョークが満載ではあるが、結局ユーモアのセンスは私には身に付かなかったみたい。でも考えるヒントにはなった。

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2012/04/29

 この本を読めば、、、というハウツー本ではありませんが、ユーモアとは何、話すときのポイントは、などなど結構参考になります。もちろん読んでいて面白いです。ぜひ一度お読みください。  たとえば、本に書いてあるジョークではないですが「きしゃがきしゃからきしゃにのってきしゃする」??? ...

 この本を読めば、、、というハウツー本ではありませんが、ユーモアとは何、話すときのポイントは、などなど結構参考になります。もちろん読んでいて面白いです。ぜひ一度お読みください。  たとえば、本に書いてあるジョークではないですが「きしゃがきしゃからきしゃにのってきしゃする」??? ・・・僕たちの使う日本語でも、普段は絶対使わない言葉を使ったダジャレ、、、そして前後関係がない、、、わかりますよね。みんな凍ります。  あ、まあ、言ってる人にとっては立派なユーモアですので!

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2014/03/30

 いきなり、ユーモアの定義、ユーモアとはなんぞやといった問答が始まるので面食らった。確かに分かっているようで、よく分からない。p.8あたりにウイットとペイソスという言葉もあって、ユーモアとどう違うのか、逆に同じなのかはっきりしない。  ただ、ユーモアは発する側と受けとる側双方の...

 いきなり、ユーモアの定義、ユーモアとはなんぞやといった問答が始まるので面食らった。確かに分かっているようで、よく分からない。p.8あたりにウイットとペイソスという言葉もあって、ユーモアとどう違うのか、逆に同じなのかはっきりしない。  ただ、ユーモアは発する側と受けとる側双方の心理作用であること、時代や国境を越えることが難しいことなどが何となく分かった。  p.48で問答が終わると、今度はいろいろなユーモアの例が紹介されている。これが実に面白い。例えば、私は天国に行けるのか、地獄に行くのかという質問に対して牧師が、「どちらもいいところですよ。天国は気候がいいですし、地獄はお仲間がたくさんおりますから…。」と、こんな感じである。  途中で徒然草や日本の伝統的な文学の話もあって、この辺り私にはかなり難しいが、ずいぶん時代が違うので致し方ない。全体的には肩の凝らない話ばかりであっという間に読み終えてしまった。  感想。私自身、まずユーモアが理解できる人間でありたいこと。そして、できれば自分からもユーモアを発信できる人間でありたいこと。考えてみれば、ユーモアを問答で定義していこうなどというのはいかにもユーモラスで、そう考えると、この『ユーモアのレッスン』というタイトルも、ユーモアたっぷりに思えてくるから不思議だ。

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2011/05/24

外山氏は私と出身高校が同じということで昔から読んできた方の一人です。 興味本位で手に取った本ですが、私の今の生活に、いかにユーモアが欠けているかを痛感させられました。 ユーモアはある程度の心の余裕が無ければ解することはできません。 ユーモアを感じ、自分で他人を幸せにすることが出来...

外山氏は私と出身高校が同じということで昔から読んできた方の一人です。 興味本位で手に取った本ですが、私の今の生活に、いかにユーモアが欠けているかを痛感させられました。 ユーモアはある程度の心の余裕が無ければ解することはできません。 ユーモアを感じ、自分で他人を幸せにすることが出来るようなユーモアを言えるようになりたいものです。

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2011/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] しゃれて気の利いたユーモアは、その場かぎりのものでなく、聞く者の記憶に長くとどまる。 気まずい場の雰囲気をたちまち明るくし、ときに、厳しい追及をさらりと受け流すのにも役立つ。 だが、ユーモアを発揮する側はもとより、それを感じとる側にも、洗練されたことばの感覚が必要である。 本書は、思わず頬がゆるんでしまうエピソードをまじえながら、その効用に光を当てる。 [ 目次 ] 1 ユーモア問答(ユーモア;語源;ユーモアとは;難しさ;視点転換 ほか) 2 ユーモアさまざま(さよう、長期的に見れば;人を食っている;アサリ軍水際撃滅作戦;ミシス・チムニー?;親があっても) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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