しずるさんと偏屈な死者たち の商品レビュー
どんな不可解なおぞま…
どんな不可解なおぞましい殺人事件の数々も、彼女の前ではただのごまかしになってしまう。これは少し不気味で、かなり奇妙で、ちょっと切なげな、少女たちの不思議な冒険をめぐる物語。
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ライトノベルながら面…
ライトノベルながら面白いミステリに仕上がってます。本格っぽい。その推理が現実的に出来るかできないかは別として不気味な空気がとても好きです。
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時代の寵児「上遠野…
時代の寵児「上遠野浩平」が富士見ミステリー文庫で贈る意欲作。どちらかというと言葉を魔法のように駆使して読者を自分のテリトリーに引き寄せる作者だが、本作では言葉遊びを緩和しミステリ的な論理性に重点を置いているため、あるいは異色作と呼べるかもしれない。しかし、決してミステリとして難...
時代の寵児「上遠野浩平」が富士見ミステリー文庫で贈る意欲作。どちらかというと言葉を魔法のように駆使して読者を自分のテリトリーに引き寄せる作者だが、本作では言葉遊びを緩和しミステリ的な論理性に重点を置いているため、あるいは異色作と呼べるかもしれない。しかし、決してミステリとして難解というわけでもないので、普段の上遠野ファンもそうでない人も安心して手に取れる一作だと思う。
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ブギーでおなじみかど…
ブギーでおなじみかどちんのミステリ。ですがミステリだと思わない方が楽しめると思います。キャラと作者の吟持重視っぽい作品。
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何かまた一風変わった…
何かまた一風変わった探偵小説ですね。これを探偵小説と読んでいいものか迷いますが・・・ミステリーともいえますね。難解で不可解な事件を解決するのは、いかつい刑事でもなく、探偵を本業としている大人でもなく、ある病院に入院している少女なのです。その少女は現場には行かず、ニュースや新聞を見...
何かまた一風変わった探偵小説ですね。これを探偵小説と読んでいいものか迷いますが・・・ミステリーともいえますね。難解で不可解な事件を解決するのは、いかつい刑事でもなく、探偵を本業としている大人でもなく、ある病院に入院している少女なのです。その少女は現場には行かず、ニュースや新聞を見て解決していきます。面白いですよ。主要メンバーの名前が出てこないのが、またいいんです。
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純粋には推理物といえ…
純粋には推理物といえないかもしれませんが、相変わらずユングとフロイトに通ずるところがありますよ。番外編のお話もおもしろいです。
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短編4編なので、ネタバレOKドキドキワクワクNGの私にとって読みやすかったです。 二人の関係が思春期の友人関係って言うとちょっと違うかなと感じるので、今後その辺をどうしていくのかなって思う。きっとこのまま変な関係で突っ走りそうだけど。
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偏屈な死者、とあるように変死体ものを4編。解決は強引な感じがするが、謎にはインパクトがあった。幽霊犬はマスコミが騒いでるあたりを読み返すと面白い。気付かんよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
推理ものらしいですが、トリックが奇抜すぎて納得できないのが残念でした。私の今日の朝食のメニューはなんでしょう?って聞かれているような感じ。そんなの分かるかい!イラストはとても可愛らしくて好きでした。
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富士見ミステリー文庫。 安楽椅子探偵で短編が四本。テレビや新聞、雑誌記事だけからそんなに物事を推測することができるのかが非常に疑問。証拠もなにもないから、安楽椅子探偵の定石どおり全て推測でしかないけど。(ただまあ、当たってるんだよな。) ライノベとして楽しむには十分。上遠野...
富士見ミステリー文庫。 安楽椅子探偵で短編が四本。テレビや新聞、雑誌記事だけからそんなに物事を推測することができるのかが非常に疑問。証拠もなにもないから、安楽椅子探偵の定石どおり全て推測でしかないけど。(ただまあ、当たってるんだよな。) ライノベとして楽しむには十分。上遠野だし。 ただ、ミステリとしてはやっぱり富士見でしかないな、といった感。 しずるさんの推理過程が一切分からないし、与えられた条件からはこの結果しか導き出せない、とか云われてもね。 途中途中に挟まってた短編「はりねずみチクタの冒険」はいい味を出していると思う。ラストなんか特にね。さしずめ船=しずるさん、チクタ=よーちゃんといったところか。 しかし、結局四つ目の「しずるさんと吊られた男」でしずるさんが何を思い、何をしたのかよく分からなかった。あのメールを送ったのはしずるさんなのか? ってか、メールの意味すら分からないし。相変わらずよく分からないな、上遠野の作品は。 04.05.27
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