気持ちが伝わる声の出し方 の商品レビュー
練習のための文章が面白くって部活のみんなに読んでもらった(笑) 身になった気はしないが楽しい本だった。
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発声や台詞術の技術本にはパターンがあって、前半が技術的な理論説明、後半が練習問題ってのが多い。当然といえば当然である。だから読む方としては、前半の説明がどれだけわかりやすく説得力があるか、後半の練習問題がどれだけ魅力的で役に立ちそうかを考えながら見てしまう。ある意味実用書だから...
発声や台詞術の技術本にはパターンがあって、前半が技術的な理論説明、後半が練習問題ってのが多い。当然といえば当然である。だから読む方としては、前半の説明がどれだけわかりやすく説得力があるか、後半の練習問題がどれだけ魅力的で役に立ちそうかを考えながら見てしまう。ある意味実用書だから当然だろう。 まず、前半の理論説明について。いい意味で、精神論である部分が気持ちよかった。特に冒頭から47ページまで。まるで心理学のイロハをわかりやすく説明している文章のようだけど、とってもわかりやすいし、うなずける。筋肉の使い方などより前に、こういうことをきちんと書いておきたいって思う姿勢はすてきだと思う。演劇本と言うことを超えて、なるほどとアンダーラインを引いてしまう部分がたくさんあった。 実技系の部分について。身体の動かし方については、とっても丁寧だなって感じがする。ちょうど、優しくてはきはきしたお姉さんが教えてくれるレッスンを、そのまま文章にしたような感じ。作者の人柄が伝わってくるように思う。 一番いいのは、台詞の稽古をするための例文集の質である。無味乾燥な早口言葉のたぐいではない。「谷川俊太郎」「宮藤官九郎」「ビートたけし」「つかこうへい」「江國香織」「鶴屋南北」「シェイクスピア」「テネシー・ウイリアムズ」「野田秀樹」「鴻上尚史」等々、例文の作者の名前を挙げるだけでものすごい。で、それぞれについて、短い台詞が取り上げられ、それを自分なりに解釈して読むためのヒントが述べられている。選ばれている例文のセンスがいい。確かに、読んでいて「台詞」というものの気持ちよさを感じられるものばかり。 いわゆるマニュアル本的ではないけど(そういう風にも水準以上に使えるけど)、作者さんとゆっくり話したくなるような、そんな本であった。 2005/12/18
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声関連の本はいくつか購入しているのですが、この本はテキストが多くて、面白い!(プロジェクトXとか、ちびまるこちゃんとか)解説も解りやすかったですし、使い勝手がいいです。
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自分の声を魅力的にするヒントが沢山書かれている本です。 早口言葉やタイプ別美声度など結構読むと楽しい本です。
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お腹の丹田から声を出す。小説のセリフを考えながら話す。例文がハムレットからちびまる子まで幅広く、声に出してよみたくなった。
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