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インクス流! の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2012/12/29

自分の生きる時代の戦い方を考えさせられる一冊。 読み終わった後に、新しい視点に感動を覚えた。 2012年末グアム旅行に向けた長崎から福岡へのバスの中にて 爆発的な生産性の向上がおきる知的産業革命が起ころうとしているし、起こしたい。 その中心は、ITの暗黙知を持つ自分達。 設...

自分の生きる時代の戦い方を考えさせられる一冊。 読み終わった後に、新しい視点に感動を覚えた。 2012年末グアム旅行に向けた長崎から福岡へのバスの中にて 爆発的な生産性の向上がおきる知的産業革命が起ころうとしているし、起こしたい。 その中心は、ITの暗黙知を持つ自分達。 設計職人、試作職人が強みで弱み 技能をITと連動する技術に落とし込みたい。 66歳の熟練金型職人の石井二郎さん その神業を分析し形式知化 神業はマニュアルとなる 何の経験もない19歳の社員がそのマニュアルに従って、実際に金型を作った 進化とは残酷なものである

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2012/02/26

インクスという金型ベンチャーの合理化手法が書かれている。 これからの製造業を考えるに参考になるとは思う。 しかし、つぶれたことを考えると少し強引過ぎた気がしてしまう。

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2011/07/05

一番長い工程の中に、全部の工程をいれてしまうこと 経験に根ざす暗黙知がない限り、マニュアル化された形式知は生まれなかったのである。進化とは残酷なものである。 30%の設計者が3次元設計者に育てば、後は文化のように他の設計者も意識が上がる。 工程分析>ITで出来る工程、機械で...

一番長い工程の中に、全部の工程をいれてしまうこと 経験に根ざす暗黙知がない限り、マニュアル化された形式知は生まれなかったのである。進化とは残酷なものである。 30%の設計者が3次元設計者に育てば、後は文化のように他の設計者も意識が上がる。 工程分析>ITで出来る工程、機械で行う工程、人間の判断力を利用する工程 IT開発の柱>工程表、意思伝達の仕組み(ITを駆使した一気通貫)、単純頭脳労働(熟練させない、判断させない、やる気を起こさせない) 工程分析、最初の壁>セクショナリズム 熟練者の暗黙知は、誰か、引き出してくれる相手がいて、その相手と「ここはこうですね、こっちはこうですね」と対話を繰り返しながら、少しずつ数値化されていく。 架宇宙で最も重要なことは、人間の判断を極限までなくすことである。 モノ作りにおいても、サービス業同様に、架宇宙のほうがより重要に名手要ることを認識すべきである。 「知」こそが21世紀の産業である。「知」人類に「楽」を与えるもの。

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2010/02/07

『光造形システムとの衝撃的出会い』 ・人の連動による共同開発体制(設計職人-試作職人-金型職人)が崩れる.試作や金型を作ってくれる世界一の職人さんが一体となった共同開発体制ができているからこそ,日本の製造業は強いのだ.ITは日本の強みを弱みに変える. 『モノ作りの定義が変わった...

『光造形システムとの衝撃的出会い』 ・人の連動による共同開発体制(設計職人-試作職人-金型職人)が崩れる.試作や金型を作ってくれる世界一の職人さんが一体となった共同開発体制ができているからこそ,日本の製造業は強いのだ.ITは日本の強みを弱みに変える. 『モノ作りの定義が変わった』 ・アメリカのモノ作りは自動車と石油化学製品しか残っていない.淘汰される古い産業に未練を持ってはならない. ・「我々がコンセプトを考えだし,難しい開発だけを担当した製品が,市場に投入後,半年もすると,開発費を負担しないアジアのコピー会社の製品に市場を奪われる」 『開発工程2分の1から30分の1へ』 ・「できない」のは,時間,コストなどの理由.できない理由を聞いているのではなく,こうやればできますが時間,コストはこれだけかかりますという解決策を聞いている. 『驚異のプロセステクノロジー』 ・プロセステクノロジーは,人間が未定の事項を決定することを「判断」と定義し,その判断をもとに工程を見直し,判断を伴う作業を徹底的に少なくする工程技術. ・好景気の陰で,製造することをやめてしまったことが,アメリカ経済に打撃を与える.IT技術はその他の分野を進化させるが,それだけでは何も生み出さない. 『かくして知的産業革命は日本から始まる』 ・インクスの信条は,「熟練させない.判断させない.やる気をおこさせない.」 ・アイデア→開発(アイデア→デザイン→設計→CAE→試作→実験→金型製造)→部品製造→組み立て.結局,最終的に大切な工程は,アイデアとデザインだけになる.いわゆるブランドの部分だ.客の心をつかむアイデアとデザインができるか. ----------以下感想----------

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2009/10/07

 「従来45日かかっていた金型製作を45時間に短縮する」という、まさに革命的な工程改善を成し遂げた著者が提唱する新しいモノづくりの姿。   ITを活用するという点は最近流行の業務改善のようだが、大きなポイントはモノづくり手段との連携だ。コンピューターの中で情報は光の速さで処理さ...

 「従来45日かかっていた金型製作を45時間に短縮する」という、まさに革命的な工程改善を成し遂げた著者が提唱する新しいモノづくりの姿。   ITを活用するという点は最近流行の業務改善のようだが、大きなポイントはモノづくり手段との連携だ。コンピューターの中で情報は光の速さで処理されるが、形あるモノを作ろうとするとそうは行かない。しかし、その部分を乗り越えれば“情報工学”による産業革命が達成できる、という。  実空間での工程に時間がかかるのは、人間が判断を下しているから。従って、人間の判断方法(暗黙知)を極限まで数値化してコンピューターに委譲するのが時間短縮の要となる。そして、ITを過去の産業革命の蒸気機関になぞらえ、自動織機に相当する生産手法を生み出すことの必要を説く。  本書ではそのために著者らがどのような手法を使ったかが紹介されているが、実際の適用は業種や業態により様々だろう。しかし、特定の分野でしか応用できない類の手法ではないと感じた。  次世代の日本の産業がどうあるべきかという問題については、モノづくりから脱却することを提唱する経済人が多い。例えば『資本開国論』などはその典型だろう。正直、こういう主張は非常に空虚な印象を受けるもので、日本という国の現状、これまで積み重ねてきた技術や文化をまったく無視して欧米の真似をしようというものでしかない。  それに対して本書の主張は、道具としてのITを徹底的に活用して現在ある産業を次のステップに進めることを提唱するものだ。この主張には説得力があり、金融立国などよりはるかに現実的だと思われる。

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2009/10/04

従来では45日掛かっていた金型の加工工程を、最短45時間にまで短縮したインクスのプロセス・テクノロジーに迫る一冊。自分の中にパラダイムシフトが起こった。ただ、全ての主張を鵜呑みにして良い本ではないとも思った。

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2009/10/04

3DCADでメーカーの金型作成工程を圧倒的に(45日→45h)短縮するインクスの社長の本。 「物欲を無くなる程生産性を上げモノの価値をなくす」ことに取りくんでいる。 ※ちなみに金型って文字通り「型」です。たいやきを作るヤツみたいなもの。 日本のメーカーについて、熱くなれる! 理...

3DCADでメーカーの金型作成工程を圧倒的に(45日→45h)短縮するインクスの社長の本。 「物欲を無くなる程生産性を上げモノの価値をなくす」ことに取りくんでいる。 ※ちなみに金型って文字通り「型」です。たいやきを作るヤツみたいなもの。 日本のメーカーについて、熱くなれる! 理系はみんな読んで欲しい。 この人がすごいところは。 ・特に海外にヒントを得た訳でもなく、日本発の技術ベンチャーであること ・45年の熟練金型職人の「この辺でエイっ!」って暗黙知を、CADを扱って数年の 人でも作れる起こす形式知にしたこと。 素晴らしい!山田さん会いたい! ちなみに。結構難しい。二回目に読むと割りとすっきり入った。 以下印象に残った内容! ○日本のメーカーが強い理由 それは金型作成技術にある。金型世界シェアは4割が日本。 ただ、やはりここも中国など安い労働力に流れていて、 残っているのは携帯や、自動車くらいになってきているらしい。 それを45日→45hへ作業工程を圧倒的に短縮させることで新たな雇用や 外貨を獲得する日本を支えようとしている ○工程短縮のキモ ?一番長い工程の中に全部の工程を入れる ?最も長い工程のスタートをいかに早めるか、それをいかにして短くするか 図を使って説明してる。 ○世界一のドアロック設計者になろう 新卒で入社した三井金属にて腐っていた時期もあったようなのだが、 自社のシェアと、技術者の数を考えると、ドアロックの技術者は当時、 世界に500人足らずしかいない。 そうすると今既に、400何番目かにいると気付き。 そう考えて、世界一のドアロック設計者になろうと思ったそうだ。 考え方の転換は大事だ!見習おう!

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2009/10/04

<きっかけ>就職活動の時に出くわした会社です。 ベンチャーオブザイヤーを受賞した会社で内定者の半数以上は京大・東大・東工大といった超エリート頭脳集団です。 もとは金型メーカー(携帯などなど)さんなんですが3DCADをフルに活かした工程の短縮化によりかつて45日かかっていたものを4...

<きっかけ>就職活動の時に出くわした会社です。 ベンチャーオブザイヤーを受賞した会社で内定者の半数以上は京大・東大・東工大といった超エリート頭脳集団です。 もとは金型メーカー(携帯などなど)さんなんですが3DCADをフルに活かした工程の短縮化によりかつて45日かかっていたものを45時間に短縮した会社です。 この会社の動向が気になって買って読んでみました。 <コメント>本の中身はいたって、普通です。 就職説明会はこれの何倍も楽しかったです。 笑

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2009/10/04

インクスという会社を知らない人は読むべき。ITの活用とはかくあるべし、ともいえる芸術的システム化。著者の深い洞察に、うならされるところも多い。

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2009/10/04

職人芸の世界と見做されがちな金型業界にデジタル革命をもたらしたインクス社の物語。工程を自動化するための徹底したプロセス分析は必見!

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