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応天門の変 の商品レビュー

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貞観八年閏三月十日、…

貞観八年閏三月十日、応天門が突如炎上した! 平安京を揺るがす一大疑獄事件の幕開けである。ナチスの国会放火事件との類似点から、平安期の大政界スキャンダルの謎に迫る!

文庫OFF

2009/10/04

応天門の変をドイツで起きたナチス時代の国会議事堂炎上事件の裁判との相似性をもとに読み解いた短編が表題作。その他、平家滅亡後の頼朝暗殺の試みや戦国時代の話など、収録作は(時代だけでも)幅広い。戦国ものは織田信長による荒木村重一族の誅滅など残酷もので名を馳せた著者にふさわしい内容だが...

応天門の変をドイツで起きたナチス時代の国会議事堂炎上事件の裁判との相似性をもとに読み解いた短編が表題作。その他、平家滅亡後の頼朝暗殺の試みや戦国時代の話など、収録作は(時代だけでも)幅広い。戦国ものは織田信長による荒木村重一族の誅滅など残酷もので名を馳せた著者にふさわしい内容だが、最後の「戦国とりかえばや物語」はなにかほのぼのとして、一冊と押しての読後感は悪くない。

Posted byブクログ