人造生命の秘密 の商品レビュー
ときは大正、震災の後…
ときは大正、震災の後の帝都。洋行帰りの私立探偵木暮十三郎(美少年と美女の助手付)の下へ、奇怪な事件が持ち込まれた――というと、乱歩の明智小五郎+小林君・文代さんが思い出されます。そんな「少年探偵団」もの張りの冒険小説。お話の流れや台詞はかなりステレオタイプで、ハリウッドのアクショ...
ときは大正、震災の後の帝都。洋行帰りの私立探偵木暮十三郎(美少年と美女の助手付)の下へ、奇怪な事件が持ち込まれた――というと、乱歩の明智小五郎+小林君・文代さんが思い出されます。そんな「少年探偵団」もの張りの冒険小説。お話の流れや台詞はかなりステレオタイプで、ハリウッドのアクション映画や漫画にありそうな感じです。でも腕白なキャラクターで引っ張ってくれます。探偵物語、というタイトルですが、探偵を期待して読まないのが楽しむコツではないでしょうか。気楽に読むと楽しめます(笑)
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なんだろ、そんなに悪…
なんだろ、そんなに悪い作品でもないのですけど、やっぱ絵で苦手なのかな。紳士遊戯って同氏の作品があるんですけど、そっちの方が絵も可愛くておもしろい。
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大正期の東京が舞台で…
大正期の東京が舞台です。経営能力のない私立探偵が怪異に挑むシリーズ第1巻。ミステリにあらず。
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人造生命って言葉に…
人造生命って言葉に ドキドキしますよね。まあ倫理的なことを考えるといろいろ問題はあるんだろうけど 小説として読むなら楽しいのでは
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アニメかギャルゲーの…
アニメかギャルゲーのシナリオでも読んでいるような印象の作品であった。
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著者にとってはお得意…
著者にとってはお得意の手法ですが、やはりこなれた職人技で一気に読まされてしまいます。
文庫OFF
初読みの作家さん。プロローグで心を鷲掴み☆石膏に塗り固められた死体…と思いきや生きてて歩く!そして拳銃など通用しない怪物!江戸川乱歩を彷彿とするような☆ただ真ん中辺りは特に、大正末期の時代設定でなくても良くない⁇って感じで個人的にはダレました。中盤以降、新たな怪物の蘇生や夥しい憲...
初読みの作家さん。プロローグで心を鷲掴み☆石膏に塗り固められた死体…と思いきや生きてて歩く!そして拳銃など通用しない怪物!江戸川乱歩を彷彿とするような☆ただ真ん中辺りは特に、大正末期の時代設定でなくても良くない⁇って感じで個人的にはダレました。中盤以降、新たな怪物の蘇生や夥しい憲兵、ムカつく敵役の大尉、悲しくも美しい兄と妹…などなどで、昭和の天地茂主演の江戸川乱歩ドラマのようで一気読みでした☆でも途中途中の挿絵がちょっとf^_^;もっと、いかにも江戸川乱歩調のほうが好きかなー。
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普段はダメダメなのにいざというときはしっかりしてて頼れる人。 が、好きな私にはツボだったよ(苦笑)。 大正が舞台なのだけれど、それが逆に面白いんです。大正浪漫溢れまくり。 しかもラストはいつもホロリとさせられるんだよなあ…!
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スピード感あふれる探偵小説アクション。レトロな感じが、はまってます。マッドサイエンティストもいるし、ヒロインは可憐、悪役は極悪。よかったです。
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明治や大正という時代は、歴史と言うほど古くもなく、かといって新しいわけではない。つまり、今日の延長線上として感じられるけれども、摩訶不思議なことが起こっても違和感は感じにくいということだ。ただの機械が魔法のように感じられ、その延長線上に本当に魔法が存在しても許されるのではないかと...
明治や大正という時代は、歴史と言うほど古くもなく、かといって新しいわけではない。つまり、今日の延長線上として感じられるけれども、摩訶不思議なことが起こっても違和感は感じにくいということだ。ただの機械が魔法のように感じられ、その延長線上に本当に魔法が存在しても許されるのではないかという気すらしてしまう。そして、帝都探偵物語はその時代の不安定感を見事に使った活劇なのである。まさに活劇。ワクワクとドキドキ。フランケンシュタインの物語に大の大人が一喜一憂できた時代の物語の現代語訳版のように楽しい。シリーズはまだ続く。読書の楽しみが自分を待っているという確信は、まことに心地よい。
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