奇術探偵 曾我佳城全集(秘の巻) の商品レビュー
泡坂妻夫氏の20年に渡る連載作品集の前編。 若くして奇術界の伝説となった女性奇術師・曾我佳城の華麗なる手捌きに、全ての人が釘付けになる事、間違い無し。 奇術師にして紋章紙絵師の氏の本領を存分にお楽しみ下さい。
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奇術ミステリの最高峰 タネも仕掛けもございます。 曾我佳城(そがかじょう)。若くして引退した美貌の奇術師。 華麗なる舞台は今も奇術ファンの語り草である。もう1つの貌は名探偵。
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頭のよいきれいな女・佳子は、実は狂っていたのです。主人公は手品師、探偵役。全集の最後を飾る作品では・・・!!!なんていう伏線!!! 串目君はどうなるんだろう・・・
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マジシャンぢゃなくて、『奇術』とゆぅ言葉を使っているところが良いです。短編集。一応上巻。1話1話、大変読みやすくなっております。著者が奇術師だけあって、こんな発想…そして、こんな奇術が!見たいなカンヂです。
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「小説現代」に約20年間にわたって連載された 曾我佳城シリーズの集大成。 「秘の巻」「戯の巻」の上下2冊という大分量だが、短編集なので意外に気軽に読める。 ドラマ「TRICK」の自称・天才奇術師山田との最大の差は、主人公の曾我佳城が大人の女性としての魅力が満載な点。 あれじゃあ、...
「小説現代」に約20年間にわたって連載された 曾我佳城シリーズの集大成。 「秘の巻」「戯の巻」の上下2冊という大分量だが、短編集なので意外に気軽に読める。 ドラマ「TRICK」の自称・天才奇術師山田との最大の差は、主人公の曾我佳城が大人の女性としての魅力が満載な点。 あれじゃあ、弟子の串目匡一少年が幻惑されていくのもしょうがないよねぇ、という感じ。 各話の鍵となるトリックも、さすがはマジシャンでもあった作者の 本領発揮といったところか。 初期のころの短編は独立したエピソードだが、後期になると連作の様相に。最後の一編で終幕となっているので、残念ながら新作は期待できそうもないが、番外編の形でなんとか出ないものだろうか。
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タイトルの通り、奇術のトリックやそれにまつわる話がふんだんに詰め込まれた事件を架空の奇術師曾我佳城を探偵役として描く連作短編もの。単調になりがちな形式だが、一篇一篇に飽きの来ないような工夫がされている。お薦めは『花火と銃声』。
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