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異形の花嫁 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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結構残忍な殺人を扱っ…

結構残忍な殺人を扱っているので万人に勧められる作品ではないが、はまる人も多いと思います。

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グロテスクで美しい恋…

グロテスクで美しい恋愛模様と狂気の連続殺人が悪魔的調和をみせる蠱惑的ミステリ。

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トランスセクシュアル…

トランスセクシュアルの青年と彼の周りで次々と起こる猟奇殺人がテーマ。とってもブリジット・オベールらしいグロテスクな作風の一冊です。犯人に以外性がないのが残念!

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ホモが(それだけでな…

ホモが(それだけでなく女装趣味)主人公になってる悲恋タイプの推理小説なんて他に読んだかなあ。。よく考えれば破滅型の人たちだから(ドラッグクイーンは特にね)、犯罪小説には向いているタイプの登場人物かも。ストーリー的には、どんでん返しもありません。ただ、かわいそう。

文庫OFF

2010/01/31

異形のミステリ、とはまさにそう。登場人物がなかなかに異形。なんといっても主人公がトランスセクシャル(要するにおかまさん)で、相当M入ってて、ちょっと倒錯してるんだもの。……とはいえ、なんだか妙に好感持てるキャラなんだけどね。 で、物語全体が異色のオーラを放っているもので、もうそれ...

異形のミステリ、とはまさにそう。登場人物がなかなかに異形。なんといっても主人公がトランスセクシャル(要するにおかまさん)で、相当M入ってて、ちょっと倒錯してるんだもの。……とはいえ、なんだか妙に好感持てるキャラなんだけどね。 で、物語全体が異色のオーラを放っているもので、もうそれだけで充分。実を言えばミステリとしてはそれほど期待していなかった。ところがまあやってくれるわ。途中まではなんとなく見当がついたんだけど、その先が。伏線もあったしね。サスペンスの面でもかなり読まされる作品。 とはいえ、この作品の真髄は「ラブストーリー」だったのか……。

Posted byブクログ

2009/10/04

原題『Transfixions』  図書館で借りました。  題名の和訳が上手い、と思う。  原題のまま、『トランスフィクション』とカタカナ書きされていたら、無夜はきっと手にとらなかった。ただ、無夜ならタイトルを『異形の愛』にしてしまっただろう。その点でも『花嫁』の方がインパク...

原題『Transfixions』  図書館で借りました。  題名の和訳が上手い、と思う。  原題のまま、『トランスフィクション』とカタカナ書きされていたら、無夜はきっと手にとらなかった。ただ、無夜ならタイトルを『異形の愛』にしてしまっただろう。その点でも『花嫁』の方がインパクトが強くていい。    内容は恋愛物。  おかまのボーが視点主で、彼女は父親から性的虐待を受け続け、母親の自殺したところを見てしまい、あげく父親の小児性愛が発覚して法廷でさらしものにされた過去を持つ。十六で家出。売春で生計を立てて、いつか手術をして完全に女になるのを夢見ている。  十分に痛々しい経歴の持ち主なのに、惚れた男がストレートで、ボーがちょっとでも触ろうものなら、殴る蹴るの暴行を加えるチンピラ。それでもボーは彼を愛して縋って、腕の骨を折られたり、車に飛びついてひきずられたりとする。  最後最後で、男ジョニーはボーを愛している、らしいことがわかるのだけれど。  でもジョニーはストレートだけど、女相手に普通では立たなくて、娼婦を陰惨に殺しまわるシリアルキラーだった。  ボーのことを散々殴って蹴って、冷蔵庫に閉じ込めたのに、いざボーが刃物を手にして目の前で自分の指を切り落とすとジョニーは激しく狼狽して、やめさせようとして飛び掛って、その刃物が刺さって死んでしまう。  読みやすかった。  読んでいても思ったより痛くない。なぜかと言えば、ボーはジョニーに殴られたりするのが好きだから。どんな目にあっても、かまわれていればそれで幸せなのだ。  無夜はこの手の一方通行気味の愛が好きだから、これはとても気に入った。

Posted byブクログ

2009/10/04

ラブストーリーです。 だってあらすじ紹介のところにラブストーリーって書いてあるんですから。 主人公のボーは、女装の似合うトランスセクシャルなひと。彼女(?)が大好きなジョニーは、とんでもない暴力男で、「ジョニー大好き」とボーが会いに行くたびに殴る蹴るの暴行を加え、ボーはしょっ...

ラブストーリーです。 だってあらすじ紹介のところにラブストーリーって書いてあるんですから。 主人公のボーは、女装の似合うトランスセクシャルなひと。彼女(?)が大好きなジョニーは、とんでもない暴力男で、「ジョニー大好き」とボーが会いに行くたびに殴る蹴るの暴行を加え、ボーはしょっちゅう殺されかかるんですが、それでもジョニーのしてくれたことだから、そういうのも全部嬉しくって、幸せなんです☆ というのが出だしのストーリー。 その後連続殺人事件が起こり、この作者らしいミステリ好きにはたまらない展開ががんがん出てきます。 え、これほんとにラブストーリー?

Posted byブクログ