図解雑学 サルトル の商品レビュー

永野潤(著者)

2015/12/07

NHKの100分de名著で、サルトルに興味を持ち、まず手始めにこの本を読んでみました。

自分には難しい内容でしたが、共感できる内容も多くありました。
たとえば、ユダヤ人差別について、「「差別」というものは、まず「誰か」がいて、その後でその人への差別が生まれる、と考えられている。サルトルは逆で、まず差別があり、その対象として差別される誰かが後から作られるのだ。」「そして、サルトルは、ユダヤ人差別を含む差別は、差別する人間の不安に原因がある」と述べています。

現代社会でも様々な差別が存在しています。結局、これらの差別は、差別する人間の不安が解消しなければなくならない、と思います。しかしながら、この不安を完全に無くすことは難しいでしょう。

2014/09/20

サルトルに限らず哲学者の本っ読みにくいし取っ付きにくいイメージが有りますよね。なので、先ずは入門書から入るのが良いです。けど、このサルトル、難しいです！

2013/02/21

最初に読んだ哲学の本だった。サルトルの著書から思想まで図解付きで詳しい解説がされている。初心者でもわかりやすく、すんなりと入れるように、興味を持てるように書かれている。特にサルトルの著書「嘔吐」の解説がわかりやすく素晴らしい。

2009/10/04

お子ちゃま向け・マンガ仕様だが、サルトル哲学の概要を絵で見るとイメージしやすく、また専門的な知識のある方でもこういう本はなかなかないので１冊持ってると便利でしょう。パラパラめくって読んでもおもしろい。サルトル導入に超おすすめ。