女帝と譲位の古代史 の商品レビュー
女性天皇がどのような経緯で即位し、また彼女たちが譲位の道を選んだのかについて簡潔に流れを紹介した本です。ただし「〇〇」だと思うなど、著者の主観も多く、信頼に足らない部分も多く散見されました。 【こんな人におすすめ】 女性天皇の歴史に興味がある
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[ 内容 ] 現在の皇室典範では女性の皇位継承は認められていないが、古代においては推古天皇以来、複数の女帝が皇位に就いている。 従来は、適当な男性の皇位継承者がいないときの「中継ぎ」と見られていた女帝だが、『記・紀』を丹念に読み解けば、女帝が単なる「中断ぎ」ではなく、皇位を安定させ、政治の動揺を未然に防ぐために重要な役割を果たしていたことがわかる。 古代天皇制の特徴である「女帝」と「生前譲位」をキーワードに、皇位継承の歴史を描き出す。 [ 目次 ] 第1章 卑弥呼と壱与―本格女王の時代 第2章 飯豊皇女―古墳時代の女王 第3章 推古天皇―「皇女后妃」の即位 第4章 皇極(斉明)天皇―譲位と重祚の真相 第5章 持統天皇―「太上天皇」の出現 第6章 元明・元正・孝謙天皇―天平の女帝たち 終章 女帝の終焉と譲位の通例化 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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女帝関係は(今の皇室問題とは関係なく)以前から興味を持ってよく読みます。この本はそれ以前の研究も踏まえ、まぁまぁ読みやすい方でした。第2章の飯豊皇女の話があまり知らないことだったので興味深かったかな。(2005/8/上旬 読了)
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