ことわざの謎 の商品レビュー
「ことわざ」とは少し違う気がするが、、、とにかく近代の翻訳史の初出を調べたダケ。調べている人間は面白いのだろうけど、読んでいる方は食傷。
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著者は、ことわざ研究家で、ことわざにまつわる事を調べている。世の中にはいろいろな研究家がいるものだ。そんなことわざの専門家が気になったのが西洋起源のことわざで日本においてすっかりおなじみになったもの。 この過程を調べていくと、「ことわざの定着過程は日本の近代史、とりわけ庶民...
著者は、ことわざ研究家で、ことわざにまつわる事を調べている。世の中にはいろいろな研究家がいるものだ。そんなことわざの専門家が気になったのが西洋起源のことわざで日本においてすっかりおなじみになったもの。 この過程を調べていくと、「ことわざの定着過程は日本の近代史、とりわけ庶民の社会史とも重なる」というようにいろいろ見えてくる。 著者によると、ことわざの研究は世界的には1960年代から、日本では1980年代から盛んになってきている。社会の英知が詰まっていることわざを紐解けば人々がどのような考えを持っているのか浮き彫りになる。 「二兎を追うものは一兎を得ず」、「一石二鳥」、「時は金なり」など日本人におなじみのことわざが掲載されている。ことわざも人生同様にいろいろあるものだ。
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[ 内容 ] 西洋起源のことわざの定着過程は日本の近代史、とりわけ庶民の社会史と重なり合う。 日本語に定着したことわざは、必ずしも本来の意味や用法をそのまま伝えているとはかぎらない。 その微妙なずれは、小さな手鏡のように、ことわざの生きてきた時代の断面を映し出し、日頃気づきにくい日本語の特性や日本人の感性の一端まで明らかにしてくれるのではないか。 誰が創って、流行らせた? 知ってるようで知らない日本語のドラマと奥深さ。 [ 目次 ] 第1章 生き残ることわざ―二兎を追う者は一兎をも得ず、一石二鳥 第2章 日本的解釈はなぜ生まれたか―艱難汝を玉にす 第3章 たった一字が左右した名訳―溺れる者は藁をもつかむ 第4章 時間とお金の限られた価値―時は金なり 第5章 抹殺された表現―天は自ら助くる者を助く 第6章 未解明のルーツ―大山鳴動して鼠一匹 第7章 ことわざ本来の姿―鉄は熱いうちに打て [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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