新訳『五輪書』 の商品レビュー
海外の武道家に勧められて、日本で剣道をやっていながら恥ずかしながら初めて『五輪書』を読了。特に”火の巻”は、「うつらかす」「底を抜く」など、独特の言い回しで身体・心の持ち方について示唆に富んだ覚書になっていて興味深い。「枕を押さえる」などは現代剣道で言うところの「出ばなを押さえる...
海外の武道家に勧められて、日本で剣道をやっていながら恥ずかしながら初めて『五輪書』を読了。特に”火の巻”は、「うつらかす」「底を抜く」など、独特の言い回しで身体・心の持ち方について示唆に富んだ覚書になっていて興味深い。「枕を押さえる」などは現代剣道で言うところの「出ばなを押さえる」に通じている。戦乱期を実際に過ごした剣豪による剣の奥義に関する著作というだけで一読の価値がある。
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