虚の王 の商品レビュー
暗黒小説を得意とする…
暗黒小説を得意とする著者ですが、この作品では重大の若者を描いています。タイトルも印象的。
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読んだ後の感想は、ま…
読んだ後の感想は、まさに暗黒小説!!読み出したら止まりません。
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「虚の王」タイトル…
「虚の王」タイトルがすごく好きなんです。虚という漢字の意味と王という漢字が持つ独自性が全然アンバランスで ギャップがあり だからそこその意外性が面白いんでしょうね。
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ヤバめの少年はiwg…
ヤバめの少年はiwgpの窪塚といったイメージが当てはまる
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殺した、奪った、逃げ…
殺した、奪った、逃げた。次第に主人公が破滅に向かっていく展開は馳星周得意のパターンながら、そのスピード感は癖になります。
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暴力的で今どきの少年…
暴力的で今どきの少年、青年を書かせたらこの人は上手いです。利用するつもりがいつの間にかに利用されて気づいたら・・・・
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渋谷。 かつてこの街で伝説のチームの一人として名を馳せた男がいた。 しかし、今ではヤクザにもなれず、シャブの売人として糊口を凌いでいた。生きる目的もなく、ただただ内から溢れるわけもない不満に絡まりながら。 高校生が作った売春組織の全容を知るために奔走する。 高校生の主犯...
渋谷。 かつてこの街で伝説のチームの一人として名を馳せた男がいた。 しかし、今ではヤクザにもなれず、シャブの売人として糊口を凌いでいた。生きる目的もなく、ただただ内から溢れるわけもない不満に絡まりながら。 高校生が作った売春組織の全容を知るために奔走する。 高校生の主犯は、どう見ても普通の子供にしか見えない。予備校に通い、大学を目指す、可でもなく不可でもない極々普通の子。 しかし、いつの時代にも描かれるこの若者達の空虚さ。時代を追うごとに、低年齢化してゆく犯罪。 他人には無関心であり、自分の要求が通らないと爆発する幼稚さ。 他人に無関心であること。 傷付かずに生きてゆく最大のありかたかもしれない。 強さとは決して呼べない代物だが。 2003年の作品だが、現在の若者にも十分あてはまる。 むしろ、時が経つにつれ合致具合は増している。 歪んだ形の個の時代。 中身がともわなくとも、賞賛が得られればそれで良い。 刹那的な生き方でも、十分生きていける時代になってしまった。
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話題の馳先生ですが、こういう作風なんだな・・・ 暗黒小説・・・暴力!カネと女!アウトロー!的な・・・ とりあえずレズレイプにはたまげたなあ・・・
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この作者の作品はデビュー作の「不夜城」「鎮魂歌(レクイエム)―不夜城〈2〉」以来、久々に読む。 ぶっちゃければ、この人の作品はどれも同じのような気がしてならない。たった3冊しか読んでいないが、そう断定してもいいように思う。 もちろん舞台や登場人物は違うのだけれど、主人公はどうに...
この作者の作品はデビュー作の「不夜城」「鎮魂歌(レクイエム)―不夜城〈2〉」以来、久々に読む。 ぶっちゃければ、この人の作品はどれも同じのような気がしてならない。たった3冊しか読んでいないが、そう断定してもいいように思う。 もちろん舞台や登場人物は違うのだけれど、主人公はどうにも報われないし、ヒロインも黒いんだか救われないんだかだし、そもそも人が死にすぎる。そして暴力表現があまりに汚すぎて、どうも読後感が悪い。 それがリアリティなんだという人もいるんだろうから、これがいいか悪いかは人それぞれなんだろうが。 同じ理由でわたしは花村萬月が読めない。 リアリティを追求すれば確かに暴力は汚くて醜いだけなのだろうけど、その汚さをいかに汚くない文章で表現できるか、が作家の実力ではないかと思う。 100円で売ってたから読んだけど、もうきっとこの人の作品は読まないな。
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一気に読んでしまった。 表現がエグいけれど引き込まれる。 狂った部分を抱える登場人物達なのだけれども、どこか他人事とは感じられない。 多かれ少なかれきっとみな狂った部分は内包して生きているんだろうなぁ。 それだけに怖い小説でした。
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