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フランク・M.ロビンソン(著者),鎌田三平(訳者)

隣人が「そう」だったら・・・？

[史門]

我々ホモサピエンス、人間社会の影にかくれて、まったく異種の人間が隠れ棲んでいる
としたら・・・彼らの目的は、ホモサピエンスにとってかわり、支配者として君臨すること。
少しでもそのことに気づいた者はひそかに抹殺されていく・・・。
今まで親しく付き合ってきた隣人が「そう」だったとしたら、こんな恐怖はそうないと思う。
佳作といって良いとおもう。
作者は、ずいぶんキャリアをもった方で、処女長編が超能力テーマとしては古典的作品
として知られる「The　Power」（日本では未翻訳）。
「タワーリング・インフェルノ」の原作者、と言った方が通りがいいかもしれない。