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ユリシーズ(3) の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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ブルームは講談室でス…

ブルームは講談室でスティーヴンに注目する。ブルームはスティーヴンを死んだ息子の姿を重ねる・・・

文庫OFF

少なくとも読者を想定…

少なくとも読者を想定して書かれた作品ではない、と思う。実験的試み、という点では文学史上、とても興味深いと思うのだけれど…

文庫OFF

2022/09/18

うーん、全くよくわからなかったけど、とりあえず目を通した感じ。 一章目はそもそも古文などに浅学すぎてふんわりとしか文章の意味がわからず、ニ章目は一体なんなんだ、何のためにこんなに長く幻覚?の描写が続いているのかと…。 登場人物をちゃんと覚えてないから、把握してたらもっとわかるのか...

うーん、全くよくわからなかったけど、とりあえず目を通した感じ。 一章目はそもそも古文などに浅学すぎてふんわりとしか文章の意味がわからず、ニ章目は一体なんなんだ、何のためにこんなに長く幻覚?の描写が続いているのかと…。 登場人物をちゃんと覚えてないから、把握してたらもっとわかるのかも⁈

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2020/05/31

二つの巻末の解説を読んで、この巻の凄さが分かる。 作家にとって個性とは何か?のもがき、実験。様々な文体、構造の連打。読むのは修行だが。

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2018/12/26

訳:丸谷才一・永川玲二・高松雄一、解説:高松雄一、エッセイ:鹿島茂、原書名:Ulysses(Joyce,James)

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2015/07/25

あと一巻。気分は修行。 内容的には「飲んで酔って捕まった」くらいの話というのがなんとも。 文体模写はよく訳したなと感心。訳者の苦心と日本文学の蓄積に感謝。 脚本形式の挿話は妄想全開というか、性別逆転したり死刑になったり王様になったり忙しい。

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2013/07/28

読了したと言うより、何とか目を通せたという第3巻。夜の淫らな街で現実と幻覚の間を彷徨う二人を戯曲形式で描く15章も強烈だが、何より圧巻なのは14章。ここでは歴史上の文体の模倣が次々と繰り出され、ラテン語散文直訳体から年代記、古代英語に中世文学、そして近代の作家へと次々と変化してい...

読了したと言うより、何とか目を通せたという第3巻。夜の淫らな街で現実と幻覚の間を彷徨う二人を戯曲形式で描く15章も強烈だが、何より圧巻なのは14章。ここでは歴史上の文体の模倣が次々と繰り出され、ラテン語散文直訳体から年代記、古代英語に中世文学、そして近代の作家へと次々と変化していくのだが、それを翻訳ではかな/漢字/ルビを総動員しつつ、漢文崩し風に始まり古事記から万葉集、源氏物語から平家物語と進み近代では井原西鶴や夏目漱石、谷崎の文体の模倣によって再現される。僅か80頁程の章で文学史を縦断する暴挙と衝撃。

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2012/11/19

「太陽神の牛」 文体が次々と変わる。 翻訳では古事記、源氏物語、平家物語、井原西鶴、夏目漱石、菊池寛、谷崎潤一郎、などなど。 こういうの結構好き。 訳した人も辛い反面楽しかっただろうな。 だけど正直、わけわからん。 「キルケ」 シナリオ形式。 現実と幻覚がごちゃまぜの割と好きなタ...

「太陽神の牛」 文体が次々と変わる。 翻訳では古事記、源氏物語、平家物語、井原西鶴、夏目漱石、菊池寛、谷崎潤一郎、などなど。 こういうの結構好き。 訳した人も辛い反面楽しかっただろうな。 だけど正直、わけわからん。 「キルケ」 シナリオ形式。 現実と幻覚がごちゃまぜの割と好きなタイプだが正直、わけわからん。 ただ、ラストは好き。

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2011/10/09

「14 太陽神の牛」 またまた、とんでも無い章です!古代英語から現代英語までの散文の文学史パロディー。古から現代までの「文体」を通して、出産の夜(に病院で酒盛りして大騒ぎのスティーブン達)を描いている、というとんでもない代物。本来的に訳出不可能なこの章を、「古事記」の文体から初め...

「14 太陽神の牛」 またまた、とんでも無い章です!古代英語から現代英語までの散文の文学史パロディー。古から現代までの「文体」を通して、出産の夜(に病院で酒盛りして大騒ぎのスティーブン達)を描いている、というとんでもない代物。本来的に訳出不可能なこの章を、「古事記」の文体から初めて、源氏、井原西鶴、森鴎外、宮沢賢治、谷崎潤一郎などの文体を借りて訳出してます。。何とも、訳者たちも文体のアクロバットを楽しんでいる風情なのが、なかなか堪りません。 たとえば、竹取物語調で。「・・また、まはうんどの奇しき(あやしき)業もて、浜の真砂(まさご)に呪術士(のろんじ)の息ふきこみ、水泡(みなわ)のやうに、ふくらせ作れる器あまたあり。」←ガラスのコップがたくさんあった、と言っているんですねー。「また城にて、カルデアの小麦の種よりのまぜもの、あやしの術(わざ)もて作るに、[まぜものに]追い込みし小鬼の憤(ふづく)む力もて高やまのごとふくるる様、浅ましきまで目を驚かし給ふ。」←パンがある、と言っているんですねー。「また、土より長き杖うち立て、巻き攀(よ)づること蛇(くちなは)に教え、[くちなはの]鱗(うろくづ)とりて旨酒かもし給ふ。」←ホップから作った酒、つまりビールがある、と言っているんですねー。ぬはは。うん、引用がしんどいです。

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2009/10/04

まだあと2冊もあんのかよ!長えよ!という気分と、「ちょっと慣れてきたかも、いけるかも」と思うのが第三巻あたり。海岸でのブルームの変態行為をどきどきしながら読みました。

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