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葬列 の商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2012/09/13

冴えない人生を送り、あるいは、 不幸を感じながら生きている4人が、 ヤクザを相手にSWAT並の行動力と武器で バッタバッタとやっつけていく 痛快クライムアクションストーリーといった感じかな。 4人の絡み具合が面白い。

Posted byブクログ

2010/12/26

おもしろい、この人がこんなことをしててこんなことになったというオチと伏線がきちんとある。爽快感あり。読みやすい。キャラが立ってる←意外と重要だ!

Posted byブクログ

2009/10/04

 普通の生活をしていた4人の男女が、銀行強盗計画・現金輸送車襲撃というアイディアを起点として、どんどんと道を転がっていく。最初のうちは、パワーを感じさせない本書も、途中から登場する渚という女性の持つエネルギーが原動力となって、特に暴力的な描写を中心にして、読ませる力を帯びてくる。...

 普通の生活をしていた4人の男女が、銀行強盗計画・現金輸送車襲撃というアイディアを起点として、どんどんと道を転がっていく。最初のうちは、パワーを感じさせない本書も、途中から登場する渚という女性の持つエネルギーが原動力となって、特に暴力的な描写を中心にして、読ませる力を帯びてくる。  第20回横溝正史賞受賞作の本書は、序盤の平易な何でもないような部分から伏線を何重もはっている力作だが、あらも目立つ作品でもある。一番の疑問は、おどおどしたヤクザ崩れ史郎が、所属していた組員相手に凄まじく非情に相対する場面が出てくるのだが、何故そういう鍛錬が出来たのか、もしくは心境を変えるきっかけがあったのかどうか、そこらへんが全然説明もなしに話が進んでいく。しのぶや明日美という女性の描写なども視点がぶれ、化粧臭いババアを想像していると、チンピラがその姿態にそそられる描写もあったりして、人物像がはっきりしない。ただ、若い女性渚だけは、視点がぶれず、見事に描ききっている。  中盤からのリーダビリティにはめを見張ります。けれんみたっぷりの伏線の張り巡らし方は秀逸。  話の序盤で史郎の娘ももこがいなくなる。私は彼女の行方が気になった。娘を持つ親として。どこかで生きててくれと祈りながら読んだ。  個人的には筆者の2作目「彼岸の奴隷」の方がぶっとんでて好きでした。新たな鬼畜作家として注目です!!!

Posted byブクログ

2009/10/04

不幸のどん底で喘ぐ中年主婦・明日美としのぶ。気が弱い半端なヤクザ・史郎。そして、 現実を感じることのできない孤独な女・渚。社会にもてあそばれ、運命に見放された三人の女と 一人の男が、逆転不可能な状況のなかで、とっておきの作戦を実行した―。 果てない欲望と本能だけを頼りに、負け犬た...

不幸のどん底で喘ぐ中年主婦・明日美としのぶ。気が弱い半端なヤクザ・史郎。そして、 現実を感じることのできない孤独な女・渚。社会にもてあそばれ、運命に見放された三人の女と 一人の男が、逆転不可能な状況のなかで、とっておきの作戦を実行した―。 果てない欲望と本能だけを頼りに、負け犬たちの戦争がはじまる!戦慄と驚愕の超一級品の クライム・アクション!第二十回横溝正史賞正賞受賞作

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2009/10/04

関口菜穂子がアパートに引っ越すまでの時間があまりにタイトですが、そこはまぁ……。 小説で読む銃撃戦はリアリティがないのであまり怖くないですね。確かに『OUT』の雰囲気は感じました。木島のキャラクターがぼけててかわいらしい。キャラクターはたっているけれど、それぞれの容姿などの人物イ...

関口菜穂子がアパートに引っ越すまでの時間があまりにタイトですが、そこはまぁ……。 小説で読む銃撃戦はリアリティがないのであまり怖くないですね。確かに『OUT』の雰囲気は感じました。木島のキャラクターがぼけててかわいらしい。キャラクターはたっているけれど、それぞれの容姿などの人物イメージは全く創造できませんでしたね。もう一冊読んでみよう。

Posted byブクログ

2009/10/04

終わりと思ったら伏線が唐突に現れてやってくれた。OUTに似ているとのことだが、意外な組み合わせの男女が犯罪を犯すという話は似ているがまた違った話で良かったと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

クライム小説としてはなかなか楽しめた。まあ、みんなが言うように「OUT」を彷彿としないでもないけど、もっと乾いた感じがする、かな。僕は「OUT」より全然好き!。

Posted byブクログ

2009/10/04

おばさんの犯罪というとやっぱり「OUT」を思い出すのだけど、こっちはもっと行き当たりバッタリ感高し。それがまた良い。

Posted byブクログ