ロシア異界幻想 の商品レビュー
ロシア民衆の根底を流れる共通の意識。ロシア人のいない世界が存在する意義はあるのか?という考えには、自国の防衛感を表していると思う。
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最近岩波の新書にハマってるので適当に買ってみたけど、ロシアの俗信的な話の内容からロシアの宗教の歴史的な見解などについて書かれている内容だった。 ロシアの俗信的な話はそんなことあるんだ~っていう感じで読めたけど、宗教については、そもそもキリスト教のことを深くわかっていないので、あま...
最近岩波の新書にハマってるので適当に買ってみたけど、ロシアの俗信的な話の内容からロシアの宗教の歴史的な見解などについて書かれている内容だった。 ロシアの俗信的な話はそんなことあるんだ~っていう感じで読めたけど、宗教については、そもそもキリスト教のことを深くわかっていないので、あまりピンとこなかったというか勉強不足だなと思った。30代のうちに宗教についてもう少し知識を広げたいと思っていた昨今なので、これを機に少し宗教について書かれた本を読んでみようと思う。過去のロシア人が考えていた反キリスト教という対象は、現代でも受け継がれているのだろうか。ロシアはほんと土地的にもでかいし、偉人も多いし、謎が多い国だと改めて思った。ロシアという国自体が謎が多すぎて読んでいてピンとこなかったので、全体として楽しめなかった。そんなおれは無知な人間なのかな(笑) ドストエフスキーとかラスプーチンの話も絡めてほしかったなぁ~。絡まないかもだけど(笑) トルストイは偉大だ!(全く関係ない)
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近くて遠い文化大国ロシアと、日本人にとって未知がまだまだ広がるスラヴ、その基層としての民間伝承に迫れば、現代も理解る。 九州大学 ニックネーム:天神ルナ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 北方の森の民スラヴ人にとっての「異界」とは、キリスト教以前の異教的色彩を色濃く残した世界である。 夜ごと訪れる亡者や家の精ドモヴォイたちは現代ロシア人の意識の深層に今も息づいている。 そして死神や地獄の生々しい絵図、ロシア思潮の根底に流れる霊や終末のイメージを織り込みながら、世界樹へとつながる壮大な宇宙へと誘う。 [ 目次 ] 第1章 「この世」と「あの世」のしきい 第2章 家の霊域に棲むもの 第3章 ロシア・フォークロアにおける「死」の概念 第4章 「聖なるロシア」の啓示―民衆宗教詩『鳩の書』 第5章 ロシア的終末論 第6章 天国と地獄の幻景 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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キリスト教と古くからの信仰とが混ざり合った独特の世界観にうっとりとなる。ロシア素敵。ロシアの信仰について知りたい方にはおすすめ!
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民衆の口伝や文学などから話を集めた本。そういえば前に「吸血鬼伝承」で読んだような内容も書いてあった。死んだ肉親がその家族に会いに来るという。それと、竈の神様(先祖の霊)の話も沢山あった。ドゥオモヴォイという、竈の神でありまた、先祖の霊でもある神様の話はとても興味深かった。それに最...
民衆の口伝や文学などから話を集めた本。そういえば前に「吸血鬼伝承」で読んだような内容も書いてあった。死んだ肉親がその家族に会いに来るという。それと、竈の神様(先祖の霊)の話も沢山あった。ドゥオモヴォイという、竈の神でありまた、先祖の霊でもある神様の話はとても興味深かった。それに最後のロシアの宗教観。地獄や天国、死ぬということのフォークロアはなかなか興味深い。最後の付録「鳩の書」とやらも面白くはないが、何となく「付録」として私の好みだ。して、最後の審判のときに吹かれる七つの喇叭。普通は七人の天使が吹くけれど、ロシアではミカエルがすべて――しかも三つしかない――吹くようだ。ふむぅ〜。
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