対談 笑いの世界 の商品レビュー
お互いの楽しむ雰囲気が伝わってくる対談だった。 p.74桂小文治の踊り、かっぽれを見てみたいと思った。 モンティパイソンのシリーウォークと通じるところがあるのか?
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面白かった。 知らないことが多くてもっと勉強しなくちゃってことがいっぱい。上方の笑いの世界、もっと深く沈みたいなぁ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
落語界の重鎮 桂 米朝と、日本を代表するSF作家 筒井 康隆。 ともに「笑い」を追及してきた二人が、漫才や映画、歌舞伎にまで話題を広げ、 薀蓄を披露しあう様は、さながら競演会だ。―巻末「内容紹介」より。 桂 米朝は、1925年兵庫で生まれ、現代上方落語の創始者の一人であり、 人間国宝であり文化功労者。必聴作「地獄八景亡者戯」。 筒井 康隆は、1934年大坂で生まれ、星新一らとSFジャンルを切り開き育て、 マスコミの用語自主規制に抗議して断筆宣言したことがある紫綬褒章受賞者。 普段聴かない上方落語の重鎮の「笑い」へのスタンスに興味があって、 手に取りましたが、博学の筒井康隆氏との昔話がメインとなり、 少々期待外れでした。ま、私の勝手な期待だったんですが。 米朝師匠は、元々演芸好きのサラリーマンで、正岡容先生の勧めで 上方落語会を復興させるために落語家になったそうで、 少々親近感を覚えます。これまた勝手な親近感ですが。 真面目な印象の米朝師匠ですが、若かりし頃は下ネタもおやりになったそうで、 また地獄八景亡者戯のような荒唐無稽な演目は自ら考案されたそうで。 やはりまだまだ、まだまだ奥が深そうです。 この二人も和洋の喜劇映画を観て育った。当時の映画は本当、盛んだったんですね。 お互いに喋り、聞き、喋っている二人とも面白いと思ったので本にした座談会。
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無学の私には登場する映画や劇、歌舞伎、落語の話はよく分からんところも多々あったのだが、昔のエピソードでゲラゲラ笑えたり、合間に飛び出す含蓄ある言葉に感銘したりで凄く楽しめた。 「笑いとは」について真正面から答えているわけではないけどそれが良い味出している気がする。 ゲラゲラ笑った...
無学の私には登場する映画や劇、歌舞伎、落語の話はよく分からんところも多々あったのだが、昔のエピソードでゲラゲラ笑えたり、合間に飛び出す含蓄ある言葉に感銘したりで凄く楽しめた。 「笑いとは」について真正面から答えているわけではないけどそれが良い味出している気がする。 ゲラゲラ笑ったところは多いのだが、9代目鈴々舎馬風のエピソードと俄(にわか)の話は特に笑った。”昔の俄はこんなに粋な、風流なもん”。俄に俄然興味を持った。
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SF作家にして笑いも常に求める筒井康隆と上方落語の大看板・桂米朝師の、笑いや落語、SFや芸事についての対談集。本当は対談集を出すつもりは無かったのだけど、お互い話がやめられなくて、場所を改めて対談!となったらしい。米朝師のあとがきにも「多分こんな風に誰かと長く喋ることは今後もうな...
SF作家にして笑いも常に求める筒井康隆と上方落語の大看板・桂米朝師の、笑いや落語、SFや芸事についての対談集。本当は対談集を出すつもりは無かったのだけど、お互い話がやめられなくて、場所を改めて対談!となったらしい。米朝師のあとがきにも「多分こんな風に誰かと長く喋ることは今後もうないだろう」と書いてあるほど。二人の持つべき何かが合致したんかな…と思いますね。 内容は喜劇映画のことから落語、SFについては勿論のこと、歌舞伎や浄瑠璃、江戸時代の洒落本や黄表紙についても及んでとても読み応えがありました。といっても歌舞伎や浄瑠璃についてはあんまりよくわかったなかったけど……まあこれはいつものことやね。チャップリンの映画とか、やっぱり見てみたいと思ったし、まだまだ筒井の小説は読んでないも同然なので、いろいろ探っていきたいですねー
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前書きに自信満々で「面白い対談だった!」と書いてあったので、 期待して読んだのですが、 私に学が足りないせいか、十二分に楽しめませんでした。 なんだか、お勉強になります。 知らない笑いの世界を案内してくれます。
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楽天ブックスで購入。資料写真が豊富で、対談でもあるし活字も大きいので読みやすいが、濃厚。映画、落語、歌舞伎、小説と多岐にわたり縦横無尽に語り合う井戸端対談であった。博識碩学というよりも長い年月見聞してきた、また実践してきた両者の含蓄のある言葉が聞ける。 落語「地獄八景亡者戯(ぢご...
楽天ブックスで購入。資料写真が豊富で、対談でもあるし活字も大きいので読みやすいが、濃厚。映画、落語、歌舞伎、小説と多岐にわたり縦横無尽に語り合う井戸端対談であった。博識碩学というよりも長い年月見聞してきた、また実践してきた両者の含蓄のある言葉が聞ける。 落語「地獄八景亡者戯(ぢごくはっけいもうじゃのたわむれ)」。こんなに長くてわやくちゃな物があるとは知らなんだ。 いよいよ「笑い」とは何ぞやというテーマになったが二人とものらりくらりとかわし、また思い出話に花を咲かせる。 歌舞伎というのもなかなか面白いむちゃくちゃをやるものだと興味津々。しかし今の俺の興味はそのタイトリングだ。「俤」で「おもかげ」、「稿」で「ぞうし」、「続」で「ごにち」などなど。「稿」で「ぞうし」はいいな。
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この二人の笑いのために蓄積された知識の総量は凄い。沢山笑い、沢山笑わせるためには、沢山教養を身に付けなアカン。
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