モンゴルに拉致された中国皇帝 の商品レビュー
英宗と景泰帝を軸に、土木の変前後の明朝とモンゴルの政治劇を描いた一冊 英宗の寵臣である宦官王振が、鄭和を超える千載不滅の栄誉のために親征を唆したこと 英宗捕囚後、明朝では景泰帝と于謙が孫太后からクーデター気味に政権を掌握したこと 英宗の返還を希求するモンゴルと、政権正統性のために...
英宗と景泰帝を軸に、土木の変前後の明朝とモンゴルの政治劇を描いた一冊 英宗の寵臣である宦官王振が、鄭和を超える千載不滅の栄誉のために親征を唆したこと 英宗捕囚後、明朝では景泰帝と于謙が孫太后からクーデター気味に政権を掌握したこと 英宗の返還を希求するモンゴルと、政権正統性のために甚だ煮え切らない態度の明 明とモンゴルの武力衝突は収まらず、次第に群臣の間で英宗回鑾の世論が高まっていく 交渉中のボタンの掛け違いで英宗の帰還が実現する 景泰帝は帰還の式次第を簡素化し英宗を軟禁するなど、終始冷淡な態度を保ったが、やがて病に倒れ奪門の変を迎える
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