シンセミア(下) の商品レビュー
文体が硬かったり、かと思うと急に動的になるのでいつもより時間をかけて読んだと思う。終盤は引き込まれっきりで読むスピードが最後まで落ちなかった。 出てくる人物がどの人物も憎めないのに、やってることはあくどいww 星谷影生あたりを書くときは特に作者は楽しかっただろうな、と思う。 あと...
文体が硬かったり、かと思うと急に動的になるのでいつもより時間をかけて読んだと思う。終盤は引き込まれっきりで読むスピードが最後まで落ちなかった。 出てくる人物がどの人物も憎めないのに、やってることはあくどいww 星谷影生あたりを書くときは特に作者は楽しかっただろうな、と思う。 あと神話的だけど、救いは(松尾夫婦を除いて)ないっていうのが特徴なのかな。最後の阿部本人になりすました金森年生が不気味だ……
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シンセミア 1・2巻の続き(ハードカバーでは上下巻、文庫本では1-4巻となっていた様子) この本と同時に読んでいた邪宗門はハッピーエンドとはならなかったが、こちらの本もハッピーエンドとならず。 みんな死んでしまって終わり、というなんともやりきれなさが残る終わり方でした。。。 あ...
シンセミア 1・2巻の続き(ハードカバーでは上下巻、文庫本では1-4巻となっていた様子) この本と同時に読んでいた邪宗門はハッピーエンドとはならなかったが、こちらの本もハッピーエンドとならず。 みんな死んでしまって終わり、というなんともやりきれなさが残る終わり方でした。。。 あ、へんなのだけひとり生き残ったけど・・・ 登場人物の中に作者が出てきたり(変態チックな人)、物語の舞台となっているのが作者の故郷だったり(こんなきな臭い物語で地元の人怒らないのかな)、ちょこちょこ面白かった部分もある
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とにかく長かった。この作者の小説は初めてだが、長いわえげつないわ、それでもついつい読み進めてしまいたくなる麻薬的な魅力のある作品だったなと。 正直、あまり人にはお勧めしにくいかな。
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2010/8/5(~116)6(~150)10(~174)12(~216)17(~235)19(~411)終 かなり時間がかかってしまいましたが、無事読み終わりました。 すごく興奮した!ニヤニヤが止まらなかったし、頁を繰る早さも心なしかいつもより早く感じました。 正直、「もっ...
2010/8/5(~116)6(~150)10(~174)12(~216)17(~235)19(~411)終 かなり時間がかかってしまいましたが、無事読み終わりました。 すごく興奮した!ニヤニヤが止まらなかったし、頁を繰る早さも心なしかいつもより早く感じました。 正直、「もっとよみたい!」と思ってしまったほど、この1冊に好意を持ちました。 最後は後味の悪ーいバッドなラストでしたが、それがまたおいしい。 うまい話の作り方をする人だとますますすきになりました
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登場人物が多くて、話が広がる広がる。 文学的な深みにやや欠けるところもあろうかと思われるが、 かなりの力作である「神町サーガ」の第 1 部(?)。 片田舎の閉鎖社会に暮らす人達の、 ダークな部分が相互作用・干渉作用を起こし、 崩壊へとひた走ってゆく。 途中 David Lynch...
登場人物が多くて、話が広がる広がる。 文学的な深みにやや欠けるところもあろうかと思われるが、 かなりの力作である「神町サーガ」の第 1 部(?)。 片田舎の閉鎖社会に暮らす人達の、 ダークな部分が相互作用・干渉作用を起こし、 崩壊へとひた走ってゆく。 途中 David Lynch の Twin Peaks を少し思い起こしてしまった。 2004 年 第 58 回毎日出版文化賞受賞作品。 2004 年 第 15 回伊藤整文学賞受賞作品。
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きっかけは 自分の粗忽さにあるのです。ピストルズという本の装丁が気に入り書店にて購入。休日に読んでいたところ、敬愛する我が図書館の神様より『シンセミアとグランド・フィナーレに続く物語ゆえそれを先に読むと良いのではないだろうか』とアドバイスいただく、なるほど然り。翌日図書館にて両作...
きっかけは 自分の粗忽さにあるのです。ピストルズという本の装丁が気に入り書店にて購入。休日に読んでいたところ、敬愛する我が図書館の神様より『シンセミアとグランド・フィナーレに続く物語ゆえそれを先に読むと良いのではないだろうか』とアドバイスいただく、なるほど然り。翌日図書館にて両作品を借りてきたのでした。読むのがとてもしんどいお話でした。50人以上いる主な登場人物に加え暴力・性描写・人々の感情の記述・・・途中何度も本を閉じて ほおりだしそうに・・・閉鎖的な共同体の中逃れることの難しいものを背負いあるときは自己弁護しながら行動する人は恐ろしい 弱い と思う自分はどうなん・・?と考える・・・鶏頭はどんよりしてしまったのでした。読んでいる間、食欲がまったくわかず・・・食べても砂を噛むよう・・・ある意味最強のダイエット本。
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10/18 力量を感じさせる。 が、やっぱり気持ち悪いんだよなー。 真の読書体験が既存の世界観の破壊だとしても、愛読したくはない。
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そのパワーにただ圧倒される。 からまってころがって大きくなりつづけて、かけぬける。 全然癒されないけど、根源的で泥っぽくて、嫌いなタッチではない。
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ラスト、意地になって読みきる。よくやったあたし!! いやぁもう、本当に甚だ不愉快です。レポートでなければ読んでません、マジで。変質的性癖などなどにご理解の無い方にはお薦めしない。私はひたすらに著者との相性が悪いと(以下略)この人の文体、嫌いだわ。 昔文学理論の教科書にこれが抜粋さ...
ラスト、意地になって読みきる。よくやったあたし!! いやぁもう、本当に甚だ不愉快です。レポートでなければ読んでません、マジで。変質的性癖などなどにご理解の無い方にはお薦めしない。私はひたすらに著者との相性が悪いと(以下略)この人の文体、嫌いだわ。 昔文学理論の教科書にこれが抜粋されて載ってたが、一体何論の見本だったんだろう…メディア論? 何はともあれ読み終わったからには、ひたすらに不愉快で最後「それでいいんかい!!」と全力でつっこみたくなったこの思いを見せることなく、上手くレポートにまとめなくてはなりません。しかもそれを10名ほどのクラス全員に観覧。地獄や。
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今まで読んだ阿部作品の中でベスト.戦後日本を凝縮した「神の町」で起きるすさまじい惨劇と超常現象.最後はちょっと駆け足な感じでしたが,著者得意のディテールを積み上げる執拗な文体,盗撮という超越的視点の導入など刺激に満ちた傑作.
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