私たちの美しい日の丸・君が代 の商品レビュー

高橋史朗(編者),石井公一郎

2015/01/15

君が代・日の丸、肯定派の書いた本。国民に浸透しているからこれからも国歌と国旗はこれでいこうという本。

　国歌や国旗は愛国心を育む象徴だが、「長年使ってきて浸透しているから」というだけの理由なら、新しく作っても問題ない。

　まぁ新しく作ったら間違いなくバイアスかかるから、現状維持でだましだまし使っていくのが一番ニュートラルなんだろうな。

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ｐ78　日本人移民
　第二次大戦中、日系人はヨーロッパ戦線に派兵され活躍した。アメリカに残した家族が迫害されないよう、必死で戦うしかなかった。
　日系人の442部隊はフランスのボーシュの森でドイツ軍に囲まれたアメリカ人部隊を救出すらために万歳突撃したという感動秘話もあったり。

ｐ110　君が代の和歌
　君が代の歌は、古今和歌集（905年）の巻7「賀哥」にある。
　「わが君は　ちよにやちよに　さざれ石の　巌となりて　苔の生すまで」（読み人知らず）

ｐ115　フェントン→エッケルト
　イギリス軍楽隊のフェントンがまず作曲するも、日本らしくなくて却下。林広守らが作曲したものを軍楽隊の音楽教師だったドイツ人のエッケルトが選定・編曲して今に至る。

ｐ123　雅楽
　君が代は雅楽

ｐ127　さざれ石
　さざれ石とは、細かい石が集まって長い年月をかけて溶けだし一つの大きな石になったモノを言う。
　岐阜と滋賀県の境にある伊吹山に石灰岩質角礫岩がある。それはリアルさざれ石である。そこは君が代発祥の地として記念碑までたてられている。