老福論 の商品レビュー

一条真也(著者)

2013/01/21

本書では、これまで普通に「老いていくことはいやだな」「老いていくのは悲しい、寂しい」と思っていた私（私だけではないと思いますが…）に大きな衝撃を与えてくれました。それは「人は必ず老い、死んでいきます。老いること死ぬことが不幸なこと穢れたことだったら、人生そのものが不幸になってしまう…。このように考えるのではなく、老いるということはあらゆる人生経験を積んで知識知恵が増え、生活も心も豊かになる…。人は老いるほど豊かになるのです。」と力強く語られていたからです。人々が皆このように考えて、社会を構築していければ明るい未来が開かれてくるのではないかと感じました。