白い巨塔(第5巻) の商品レビュー
展開はわかっているのにラストは泣ける。何年経っても色あせない名作!読破できてよかった(2009.11.27)
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どうやって調べたのかと思うほど大学病院の裏側に切り込んだ内容になっていてストーリーは面白いが、小説としてはいまいち。(好みだけど)キャラクターや情景等の描写が極端に少ない淡々とした小説。
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最後は感動した。暴利をふるう財前のためにあれだけ尽くせる人がいるのは、惜しむべき能力と権力に振り回された同情からかな。
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ラスト号泣。 バカな男! 山崎豊子って、もうドロッドロで収拾つかんような人間関係を、話が進むに従って盛り上げて盛り上げてズバン!と終わらせるところが凄い。 破滅に向かって最高潮に達したときに終わらせる技術はさすが大御所とでもいうべきかな。力強い。 09.04.19
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人間くさくていいよな〜こういう小説。飽きずに5巻読みきってしまいました。 財前という教授が憎めないだけに、カワイソウな人間に見えました。自分の信念を最後までつきとうしたのはスバラシイ。
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衝撃の最期…。最後は財前にも同情させるような書き方がされているところに感動。 そして何より里見先生に感動。 里見先生のような研究者になりたいです。 里見先生のような家庭を持ちたいです。
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ドラマを見ていたので、唐沢寿明と江口洋介にしか思えなかった。 でも、ドラマ以上に重厚で、人間の欲がからみあった作品だった。
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ななななんと財前!!!嫌いだけど憎み切れなかったな〜。 夢中になって読みました。 個人的には鵜飼教授の奥さん、男のような太い声。。の表現がお気に入り。
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ドラマにもなっているので、「何を今更」と言われそうですが、全五巻夢中になって読みました。 現代医療の世界に急激な関心が生まれました。と同時に、一仕事人としての理想像を与えてもらいました。 全く医療の世界に無知でしたが、 「なるほど、本来医学というのは、とことんまで人間を科学し、...
ドラマにもなっているので、「何を今更」と言われそうですが、全五巻夢中になって読みました。 現代医療の世界に急激な関心が生まれました。と同時に、一仕事人としての理想像を与えてもらいました。 全く医療の世界に無知でしたが、 「なるほど、本来医学というのは、とことんまで人間を科学し、病気で苦しむ人間にどこまでも最善の手をつくしていくものであるべきなのだな。」 という、医学の理想を、鮮明に見させてくれた思いがします。 その一方で、その医学を司る病院の最も権威ある人々がそのような理想から医学を遠ざけてしまっている実態が 少なくともこれが書かれた昭和40〜50年代にはあった、というのがリアルなイメージで焼き付けられました。 ラストに、財前五郎が医者として成すべきと信じていたことが 浮き彫りにされたことにより、彼の信念も環境や組織次第では、本来あるべきところへ貫かれていたのでは、という可能性を感じさせます。 理想から遠ざかる要因が、どの企業や組織でもあるような名誉や権力への執着から生まれているという構図は、サラリーマンである自分にも無関係では無い様に感じられました。 ありきたりではありますが、「仕事をする以上は、財前五郎では無く里見脩二を目指さなくては」という自身への戒めを与えてくた気がしています。 久々に物語に感銘を受けました。
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まさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「...
まさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「名作は色褪せない」の言葉通り、40年前の小説とは思えない瑞々しさです。
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