薔薇船 の商品レビュー
ホラー色の強い幻想短…
ホラー色の強い幻想短篇集。父親の愛人との楽しかった想い出と共に、苦い記憶が呼び起こされる。自分が傷つくよりも、大事な人が傷つく方が辛い思いをする。巻頭の「鬼灯」を読んでそう思った。
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不思議で、ホラーでは…
不思議で、ホラーではないけど怖い話。岩井志麻子のようなぞくぞくさはないが、人間の怖さが出てる。
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『鬼灯』『ロマンス』…
『鬼灯』『ロマンス』『薔薇船』『首』『夏祭り』『彼方』の6つの話からなる短編集です。どれも結末が予想できない、幻想的で、美しく、ほんの少し背筋が冷える話でした。また、少し唐突な感じに話が終わっていますが、むしろ余韻がのこってイイのかもしれません。200p強とすぐ読み終わりますが、...
『鬼灯』『ロマンス』『薔薇船』『首』『夏祭り』『彼方』の6つの話からなる短編集です。どれも結末が予想できない、幻想的で、美しく、ほんの少し背筋が冷える話でした。また、少し唐突な感じに話が終わっていますが、むしろ余韻がのこってイイのかもしれません。200p強とすぐ読み終わりますが、満足感はあると思います。個人的には『夏祭り』が少し現実味を帯びているようで一番ぞっとしました。
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6編収録の短編集。幻…
6編収録の短編集。幻想的で怖くていい感じです。「鬼灯」「ロマンス」がよかった。
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短編集。ハヤカワ文庫…
短編集。ハヤカワ文庫ですが、全体的に和風の雰囲気なのが良いです。
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耽美・幻想的な短編集…
耽美・幻想的な短編集。やはりナルシスティックで甘ったるく冗長なので、他の幻想小説家のように鋭く機知のある毒を使えないものかと思います。そこに力量の差が出てくるのではないでしょうか。
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表題作は吸血鬼もの。…
表題作は吸血鬼もの。幻想小説や、ややホラー的な小説の短編集です。和風のものが多くて、雰囲気に浸ることが出来ます。
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六編の短編集。夢と現…
六編の短編集。夢と現実、過去と現在に巧みにホラーのエッセンスを効かせた文体に好感が持てます。「彼方へ」では過去の恋愛を引きずる男の苦悩が作者ならではの甘やかな表現で描かれており、つい引き込まれてしまいますね?
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「今、クラハシに夢中なの。『暗い旅』とかね。『パルタイ』とか。とってもいいわよ。読んだ?」 いえ、まだ、と彼は言った。 実は女の作家が書いたものが好きだった。高校時代、フランソワーズ•サガンを読みふけっていたのを兄に見つかり、馬鹿にされて以来、なんとなく避けるようになってしまった...
「今、クラハシに夢中なの。『暗い旅』とかね。『パルタイ』とか。とってもいいわよ。読んだ?」 いえ、まだ、と彼は言った。 実は女の作家が書いたものが好きだった。高校時代、フランソワーズ•サガンを読みふけっていたのを兄に見つかり、馬鹿にされて以来、なんとなく避けるようになってしまったのだが、そのことは珠子相手にうまく説明できそうもないので黙っていた。」p196 効いてる?
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幻想的でありながら、日常にふと、忍び込む可能性を秘めた、妖しくも美しい、それでいて作り物を超えた、物語たち。
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